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2004.06.08

待合室の風景

 病院の待合室に5時間いました。
 ただ座っているだけなのに、とても疲れてしまった。
 傲慢な言いかたに聞こえるかもしれないけど、病院にいると「人間、どんなに頑張って金を稼いだり偉業を成し遂げたり歴史に名を残したしても、結局のところここにきて、そして死んでいくのだよなあ」なんて思ってしまう。
 何もかも、すべてが無駄に思えてしまう。
 そんなふうに感じてしまうのは、きっとまわりが病人だらけで、負の気が満ちているからなんだろうなあ。
 とにかく、病院はいやだ。嫌いだ。でも、行かなきゃならない。自分が病人ならね。

 待合室のひとたちを見ていて気がついたこと。
 40歳代か50歳代の夫婦連れが結構多い。どうやら病院に用事があるのは夫のほうで、妻はその付き添いらしい。
 病院くらい、なぜ独りでこれない? しかも看護師さんの話を奥さんが聞いちゃってるよ。旦那のほうはぼんやり知らん顔だよ。自分のことだろうに。
 あの年代の男性たちは、独りじゃ何もできないのか?
 って、僕もその年代なんですけど。

 もうひとつ気になったこと。
 携帯電話を平気で使っているひとが結構多い。
 病院ではケータイOFFってのは常識以前の問題だろうと思ってたのに、そうじゃないみたいですね。
 退屈しのぎにケータイの画像を隣のひとに見せてるひととか、電話が鳴ったのでトイレに入ってそこで電話してるひととか。トイレに入るってのは、一応遠慮してるつもりなのだろうか。全然意味ないんですけど。

 それにしても、
 5時間待たされて、採尿と採血、そして次の検査日を決めてもらっただけ、というのは、なあ。
 正味5分。大病院ってのは、こういうものなのでしょうね。
 ま、待ってる間に二階堂黎人さんの『ドアの向こう側』一冊読めちゃったからいいけど。
 次回は胃カメラかあ。憂鬱だなあ……。

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コメント

私の少ない経験のうちでは、さすがに普通は中年の夫婦連れはあまりありません。推察するに、前回受診の時に本人(夫)はすでに自分の検査や病状のことを聞いていて、「あんたじゃ話がわかんないから次は私もついてくわよ」とばかりに奥さんも押し掛けてしまったのでは。旦那のほうは「同じことばかり繰り返して‥‥」とうんざり、とか。
妻が患者本人の場合、夫はあまり妻の病気に興味をもたないようですね。その年代なら昼間はたいてい仕事をしているので平日にわざわざ休んでまでついてはいけない、ということもあります。

胃カメラ、私が現役でしたらぜひさせていただきたかったのに。自分で言うのもなんですが上手なんですよ。

投稿: あずみ | 2004.06.08 19:24

 奥さんがご主人の話に業を煮やして……というパターン、考えられますね。
 一組だけ、奥さんにご主人が付き添っているらしい中年カップルがいました。どちらも品の良さそうなひとたちで、なかなか微笑ましいものでした。
 胃カメラは技術者の技量次第で楽にも苦痛にもなるそうですから、ほんと、上手なひとにやってもらいたいものです。
 20年前に一度胃カメラを呑んだことがあるんですが、そのときは新人の練習台にされて酷い目にあいました。「あれ?」「ちがう、そっちじゃない」なんて会話が聞こえてきたんですもの。「何が違うんだああああっ?」と聞き返したかったけど、喉には胃カメラが詰まってるから喋ることもできない。あれは悪夢でありました。
 あれから20年、胃カメラ本体も進化しているでしょうね。あの新人さんも立派なベテランでしょう。今なら安心して彼にやってもらえるだろうけどなあ。

投稿: 太田忠司 | 2004.06.09 10:05

胃カメラは10年くらい前に飲んだっきりですが、軽い麻酔をかけられたように記憶しています。個人的にはバリウム飲むより胃カメラのほうがいいかなぁ。同じ苦痛や不快感なら病院内で終わる短期決戦のほうがよろしいかと。検査結果もバリウムではっきりしないと「じゃあ、胃カメラで」って事になるけど、胃カメラではっきりしないからって「じゃあ、バリウムで」とは(たぶん)云われないでしょうし…。あんまし慰めにはなってないですね(^^;)ゞ

投稿: かずちゃん | 2004.06.09 10:33

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