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2004.09.05

ホシヅルの日と夜回り先生

 日本のショートショートの開拓者であり僕をデビューさせてくれた大恩人でもある星新一さんのお墓参りを有志で行うのが「ホシヅルの日」。
 これまでは9月6日だったんですが、今年からはSF作家クラブの総会に合わせるということで(そのほうがSF関係者が参加しやすいですから)、今年は4日に行われました。
 正午に青山霊園の星家の墓前に集合し、新井素子さんが用意した花を手向けてひとりひとりが参拝。毎年他の周辺は蚊が多くて閉口するんですが、今年は不思議なくらいいなかったですね。駆除したのかな。
 母が亡くなって間もないので、今年の墓参は一際胸に沁みました。
 墓参りが無事に終わると、場所を移動してSF作家クラブの総会へ。とても久しぶりに深澤美潮さんに会えて嬉しかった。お子さん、もう10歳なのかあ。うんと小さかった頃うちにきてパフと遊んだりしたんだよなあ。
 総会のほうは特に問題もなく議題を消化。小松左京さんの飄々として知識豊富な話芸が光っておりましたよ。
 その後はまた会場を変えて懇親会。創作和食の店で、浅暮三文さんや山田正紀さん、谷甲州さんと歓談しつつ、楽しくいただきました。

 お腹いっぱいアルコールもいっぱいで定宿のホテルにチェックイン。そのまま寝てしまおうと思ったんですが、たまたま点けたテレビで「夜回り先生」こと水谷修さんの講演を放送していて、最初はぼーっと観ていたのが次第に引き込まれ、途中から涙が止まらなくなりました。定時制高校の教諭をしながら、薬物やリストカットから逃げられない子供たちのために体を張って立ち向かっていく様がただもう衝撃的で、水谷さんが語る救えなかった子供たちの話が哀切すぎて、胸が詰まりました。それでも毎日百通以上のメール(どれも子供たちの深刻な悲鳴)に答え、夜の町へ子供たちを救いに向かう水谷さんの姿が、本当に神々しく見えました。こんなひとが、本当にいるんだなあ。

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