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2004.09.26

泣けるもの、ふたつ

『BASSDRILL 罪と罰』
 ネットを逍遥していて、たまたま見つけたFLASHアニメなんですが、これはすごい。
 本格的な海洋冒険SFです。ストーリーが骨太で、よく練られている。キャラクター造形も類型的でありながら、その類型的なところを恥じずに描き尽くしているところに好感。
 ひょっとして、これはすでに有名な作品なのかな。埋もれているとは思えないし。

『WWE クリス・ベノワ ハード・ノックス』
 言わずと知れた(って、WWEを知らないひとにはわからないか)凶獣クリス・ベノワのDVD。
 ダイナマイト・キッドに憧れてプロレスラーを夢見た子供時代から、カナダプロレス界の大御所スチュ・ハートに師事して修行を積み、新日本プロレスでプロの厳しさを悟り、ECWでクリップラー(壊し屋)の異名を獲得し、WCWでリングの外での「政治」の醜さに翻弄されながら、ついにWWEに移籍、首の骨の骨折でキャリアの危機に瀕しながらも不屈の闘志で復活し、ついに頂点である世界ヘビー級のベルトを奪取するまでを、周囲の人々の談話や試合、そしてベノワ自身の言葉で綴ったものです。
 このベノワ自身の言葉がねえ、いいんですよ。無骨で、ひたむきで、でも本当にプロレスが好きなのがひしひしと伝わってくる。決して能弁とは言えないベノワの(それゆえ、パフォーマンスが時として試合よりも優先するWWEの中では不利に働き、トップには立てないだろうと言われつづけてきたんですが)、言葉のひとつひとつが重いんです。
 特に恩師のスチュや、その息子で試合前のセレモニー中の事故で亡くなったオーエン・ハートについて語るときのベノワ、もう泣く泣く。言葉を詰まらせ涙を流しながら、今はいなくなってしまったひとたちへの思いを語る彼の姿が、もう……ベノワって泣き虫なんだなあ。真っ直ぐなひとって、やっぱり泣き虫なんだなあ。
 ほんと、いいDVDです。「WWEなんてギミックだけじゃん」と思っているあなた、ガチンコの格闘技こそ最高と思っているあなた(昨日のK-1もよかったけどね。曙以外は)、このDVDを観てください。見る眼が変わります。
 特典映像はベノワの思い出に残る15試合。まだ観てないんだけど親日での獣神サンダー・ライガーとの試合とか、同じく親日でブラックタイガーをやってた頃のエディ・ゲレロとの試合とかが楽しみ。

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