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2005.08.15

八月十五日の日常

 スポーツジムの壁面には液晶テレビが並んでいて、各局のテレビ番組を映し出している。その中のひとつが空襲をテーマにしたアニメを放映していた。B29に焼かれる町、その焼け跡を唖然と見つめる子供たち、そんなシーンを横目で見ながら僕はエアロバイクを漕ぐ。夏バテのせいか心拍数の上がりが早い。筋トレをした後でウォーキングマシン10分。テレビニュースが手を合わせる老人の姿を映していた。

 昼御飯はカップ焼きそばにぼた餅。食べながらテレビを観る。
「この中で太平洋戦争で日本がどの国と戦っていたか知らないひとは?」
 回答は100人中13人。

 食後は仕事。エアコンの効いた部屋でパソコンを打ちつづける。
 午後3時に一旦休止。今日はWWE「RAW」放送日。
 ユージーンが復帰してカート・アングルからオリンピック金メダルを奪う。ジョン・シナは得意のラップで観客を沸かせたものの、GMエリック・ビショフの怒りを買い、カリートとクリス・ジェリコに潰される。次回特番サマースラムへの布石が着々と置かれていくようだ。

「RAW」が終わる頃になるとパフがそわそわし始める。モモもつられてそわそわ。犬の体内時計は正確だ。「行くか」の一言で大はしゃぎ。リードを付けて散歩に出る。
 八月半ばだというのに、なぜか涼しい風が吹いている。それでもパフモモは舌を垂らしながら歩く。途中、散水ホースを持ったお爺さんが「犬も大変だな」と声をかけてきた。

 帰ってからもまた仕事。
 夜7時すぎに「ネプリーグ」を観ながら夕食。
 食後、NHKのニュースを観る。祈るひと。叫ぶひと。行進するひと。談話を発表するひと。

 風呂に入り、そのまま仕事部屋に入ってパソコンを立ち上げる。この日記を、書き始める。

 今の日本を「平和ボケ」と言うひとがいます。
 平和が長く続きすぎたせいで、頭がボケてしまったと。
 そのとおりだと思います。僕なんて、平和ボケの典型です。今日一日、僕のやったことを見てください。
 でも、平和ボケが駄目だというのなら、では日本人は、平和ボケにならないようにするために戦争をするべきだったのでしょうか。
 僕の親や、僕自身や、(いないけど)僕の子供たちが戦火に焼かれ、銃弾に撃ち抜かれる。そんな日々を送るべきだったのでしょうか。
 断じて、そうではない。
 この60年、少なくともこの国は戦争をすることなく、戦いで殺すことなく、殺されることもなく、過ごすことができました。そのことは感謝していい。自慢していい、と思います。

 今日一日、僕は終戦記念日特集の番組も観ませんでした。仏壇の母親以外には誰にも祈りませんでした。
 でも、願いました。こんな平和が、この先も続きますようにと。
 そしてできるなら、世界中が平和ボケになれますようにと。

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コメント

日記に久々にWWEの話題が出てきたのでちょいと便乗。
エルモア・レナード原作の映画「ビー・クール」(原作本:小学館文庫)が今秋日本で公開されるようです。トラボルタ、ユマ・サーマン、ハーベイ・カイテルなどのタランティーノ組などの他に、出演者の一人がザ・ロック。で、その役柄はゲイの用心棒兼殺し屋らしいんですが、こりゃかなり面白そうです。詳細は・・・・。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6296

投稿: 未読王 | 2005.08.16 15:40

>王様
 アフロヘアの変な男の役ですよね>ロック様
 もうすっかり映画スターになってしまったなあ。
 リングには戻ってきてくれないのだろうか。ちょっと寂しい。

投稿: 太田忠司 | 2005.08.16 18:28

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