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2005.08.15

姫が愛したダニ小僧

 敬愛する大王こと後藤ひろひと作・演出の舞台『姫が愛したダニ小僧』を観てきました。 (於・厚生年金会館)
 今回は大王が所属する演劇集団Piperのメンバーが全員出演したこともあって、そりゃもうパワフルな舞台でありました。

 介護施設へ亡き祖母の遺品を受け取りにきた夫婦が出会った車椅子の老婆、彼女は自らを「すみれ姫」と名乗り、夫婦を「船長」「洗濯女」と懐かしそうに呼んだ。自分は恋人であるダニ小僧を捜しに行かなければならないのに、悪い侍従長の手下(介護職員)が邪魔をしてここから出られないという。
 老婆の妄想だと相手にしない夫に対し、ノリのいい妻は自ら洗濯女になりきり、すみれ姫を施設から連れ出してしまう。それを知った介護施設の院長は、夫婦が施設の悪辣な実態を暴露するための証人として老婆を連れ去ったと勘違い、介護職員の男女を追手として向かわせる。
 ここから先は怒濤の展開、老婆の妄想だと思っていたことが次から次へと現実化し、物語はどんどんとファンタジーな世界へ。卑怯道を究めた剣士城一郎とか伝説の剣豪橋本ゆうじ君とか海賊船を操る豚女とか、すみれ姫の言葉どおりに次々と登場するへんてこな奴ら。彼らの目的はただひとつ、ダニ小僧を探すこと。

 笑った笑った。笑いすぎてお腹痛い。
 しかし後ろの席の若いカップルの馬鹿笑いには、ちょっと負けた。
 嫁さんが大ファンな山内圭哉も相変わらず素晴らしかったけど、今回一番なのはやっぱり腹筋善之介の擬音満載パフォーマンスだな。ギー、ガシャン、ロケットパンチ、ボーンって。
 しかし帰ってきたらくたくたに疲弊している自分がいました。舞台を観ると本当に疲れますね。それが面白い舞台であればあるほど、こっちも真剣勝負で立ち向かってしまうからだな。

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