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2007.02.10

異形コレクション讀本

 井上雅彦さん監修のオリジナル・アンソロジー「異形コレクション」の10周年を記念する本です。
 僕も寄稿者のひとりとしてアンケートに回答しています。
 個人が監修するオリジナル・アンソロジーでこれだけ長い期間、そして多くの冊数で出版しているのは、世界にも例がないことでしょう。本当に素晴らしいことです。
 この本の内容も素晴らしい。日本の小説界における「異形」の果たした役割や現在の短編小説が置かれている状況の分析など、詳細な評論が並んでいますし、何より井上雅彦という希有な作家のための絶好の研究書となっています。
 井上さんとはお互いまだプロになる前から、ショートショートを書いていた頃からの友人ですが、気がつけば日本の闇の世界(といっても汚い政治や経済の闇ではなく、恐怖と美をつかさどる夜の世界のこと)を牛耳る魔王のような存在です。ますます人間離れしてきたな。

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