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2008.12.21

「ハナシをノベル!!」行ってきました

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 小説家が書いたネタを落語家月亭八天さんが演じる「ハナシをノベル!!」で、僕が「異形コレクション」に掲載したショートショート『ATM』が採用されたので、大阪まで行ってきました。
 会場近くの淀屋橋駅を出たら足の踏み場もないくらいすごいひと。大阪にそれだけ人口が密集しているのか、それとも「ハナシをノベル!!」の人気がすごいのか、なんて思ったら、市役所前の遊歩道のイルミネーションを観にきたひとたちでした。人波を掻き分け掻き分け、やっとのことで大阪市中央公会堂に到着。
 会場となる会議室を覗いたら田中啓文さん北野勇作さんまでもがスタッフのひとりとして設営の真っ最中。見る間に普通の会議室が演芸場へと変貌していきました。
 初体面の八天さんに御挨拶した後、僕は浴衣を着ることになりました。このイベントでは原作者はみんな浴衣を着て高座に上げられることになっているそうで。浴衣を着るなんて何十年ぶりだろう。

 桂福矢さんという噺家さんの「みかん屋」という落語が演じられた後、いよいよ八天さんによる「ATM」上演。ATMで現金を引き出そうとした男が、機械に求められるままアンケートに答えているうちに異様な体験をする、という話です。原作ではATMのディスプレイに表示される文字と男の会話という形で話が進んでいくのですが、落語では機械音声との直接会話に変更されていました。でも、ほとんど原作どおり。リドルストーリー、つまり落ちをはっきりさせないで終わらせているところまで、原作どおりなんでびっくりしました。こういう落語もあるんだ。
 しかし自分の書いたものが落語として演じられているのを観て(聞いて)いるってのは、なかなかシビアなものですね。客がちゃんと笑ってくれるかどうか気になってしかたない。まさに針の筵に座らされている気分です。しかしそこは八天さんの技量か、ところどころで笑いが起きていたので一安心しましたが。
 落語の後は田中さんと一緒に高座に上がって対談。でも全然面白いこと言えませんでした。申しわけない。
 このあと休憩を挟んで飯野文彦さん原作の「まち娘」(これが泣かせる人情噺でした)。その後は田中さん飯野さん八天さんと一緒に再び高座へ上げられました。ここでは飯野さんの独壇場。僕はほとんど何も喋っておりませんでしたよ。
 会が終わった後は、みんなでお片付けして、我孫子武丸さんも交え近くの居酒屋で慰労会。八天さんの落語に対する考えを聞いたりして、とても楽しかったです。ここでも飯野さんは暴走してましたけどね。

 ともあれ、とてもいい経験をしました。もっと面白い原作を書いて落語にしてもらいたい、と野望も首をもたげましたよ。

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