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2004.03.20

Windowsで起動する犬

photo/puff01

 暖かくなったとはいえ、北向きの仕事部屋はまだ足下が冷える。仕事中は机の下にパネルヒーターが欠かせない。
 でもヒーターを使っていると、寒がりのパフがその前に陣取って寝てしまい、僕の足の置き場がなくなってしまう。
 放っておけば一日中でもヒーターにペッタリとくっついている。低温火傷にでもならないかと心配になってくるほどだ。
 本当はパフを仕事部屋に入れたくはないのだが、嫁さんが仕事に出ていていないときは、僕の傍にいないと寂しがって哀れな鳴き声をあげ続けるのだ。これはたまらない。まるでこっちが虐待をしているような気になってくる。しかたなく二階のリビングから仕事部屋に入れる。で、パフは心置きなくヒーターで暖を取りながら眠り続ける。そして僕は、足を遠慮気味に引っ込めて仕事をすることになる。
 仕事が一段落するとパソコンを一旦終了させて仕事部屋から出るのだが、ずっと傍にいる間に、その順序もパフは記憶してしまったようだ。Windowsの終了する音(チャチャーン)がすると、即座に起き上がって部屋のドアの前に行き、僕を待ち構える。「おまえ、Windowsで動いてるのかよ」と訊いてやりたくなる。実際にはWindows終了時に起動してるわけだけど。

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