翻訳ミステリー・オールタイム・ベスト
ジャーロから「翻訳ミステリー・オールタイム・ベスト100」アンケート用紙が届く。
締切は9月末だったけど、放っておくと忘れてしまいそうなので、さっさとメールで回答。
今回は単行本単位でしか回答できないということなので、僕がオールタイム・ベスト1としていつも選んでいる「ドルリー・レーン4部作」という括りはできない(このシリーズ、4作でひとつの作品だと思ってるんだけどなあ)。致し方なくベスト1は『Yの悲劇』で。
ただ、いつまでも『Yの悲劇』をベストとするところが、ある意味僕の限界点なのかもしれない、と思ったり。最近「クイーンの呪い」なんてものについて考えてしまうのですよ。初期クイーン作品を本格ミステリの理想としてしまったがために、自らに作家として大きな枷を嵌めてしまっているのではないか、と。他のスタイルの本格ってのが思いつけないのね。
『宙』の再校ゲラと『鴇色の仮面』の初校ゲラが届く。我が家は宿少祭り。
もしかしたら続いて『狩野俊介の記念日』のゲラも近々届くかもしれない。刊行日はまだ決定してませんが、イラストの末次徹朗さんのスケジュールと体調次第では、かなり早めに書店に並ぶかも。でも、末次さんに無理は絶対にしてもらいたくないです。
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