「スチームボーイ」を観た
「スチームボーイ」を観てきました。
さすがに手間隙かけただけあって、画は素晴らしい。蒸気機関の制御のできなさ加減が圧倒的な迫力で描かれていました。活劇としても申し分なし。
ただストーリーとして、どうも引っかかる部分がありました。オハラ財団のやったことって、後々面目を潰されたイギリス政府から糾弾されることを考えると、絶対に自分たちの利益にはならないと思うんだけどなあ。彼らがテロ組織ならともかく、企業として利益を追求してるんだよね。だったらプレゼンテーションのやりかたは最悪だと思う。
スカーレットというキャラは悪くいないとは思うけど、欲求不満を飼っているチワワを殴ることで晴らすっていうシーンだけで僕としては却下。どんなに魅力的でも、あれだけで却下。第一後半からあのチワワ登場もしないし、誰も気にかけないじゃない。あの騒ぎの中で死んでしまったの? それでいいの?
どうも犬の描きかたについては押井守に一歩も二歩も後れをとっているような……って、押井さんと同じレベルで犬を描けるひとが他にいるとは思えないけど。
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