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2005.01.20

『月読』届く

 文藝春秋の編集さんが来名。出来上がったばかりの新刊『月読』見本をわざわざ持ってきてくれました。
 480ページの大著です。10冊でペーパーバッグふたつぶんです。重かったでしょうに、申し訳ないことです。
 でも嬉しいなあ。足かけ5年かけて、やっと出来上がった本です。自分の新刊を手にするときはいつでも至福の喜びを味わえるんですが、今回はまた特別な感慨があります。
 ホームページのほうにカバー画像を公開しておきましたが、とても美しい本になりました。口絵も入っています。描いてくださったのは以前『八神翁の遺産』をコミック化してくれた四鵬マユミさんです。かっこいいです。

 編集さんと昼食を取りながら労をねぎらい合い、今後のことも相談しました。早くもシリーズ化決定です。
 その後、文春のPR誌「本の話」最新号で『月読』の書評を書いてくれた大矢博子さんを交えてコーヒーを飲みながら歓談。編集さんと大矢さんは初対面なんですが、メールなどで既に遣り取りはあったので、話題には事欠きませんでした。『月読』の今後の展開についても大矢さんの売り込みのおかげで面白いことになりそうだし。

 去年は宿少を終わらせたこともあり、ひとつの区切りをつけた年という印象があったんですが、今年はやはり新しいことを始める年ということになるのでしょう。『月読』はその第一歩です。ちょっと高めで分厚い本ですが、書店で見かけたら是非とも手に取ってください。そしてできれば、買って読んでくださいませ。すでに読んでいる編集さんと大矢さんから読みやすさは保証してもらってますので。

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