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2005.05.28

追悼・不敗亭氏

 WWE関連のサイトを廻っている人間なら多分知っているであろうサイト「WWEをほげほげと」を管理されていた不敗亭さんが、5月15日に亡くなりました。
 僕も毎日このサイトを巡回していたのですが、ここ最近更新が止まっていたので「どうしたんだろう? 体調でも崩されたのかな?」と心配していたのでした。「管理人逝去のお知らせ」というトラックバックを発見したのは、今日のことです。

 不敗亭さんのことを知ったのは、僕の掲示板への書き込みが最初でした。拙作を読んでくださっていたのです。ときどき作中に紛れ込ませるWWEネタに逸早く反応してくれたのも不敗亭さんでした。
 当時、まだブログにしていなかったこの日記で、僕もWWE(当時はWWF)の試合結果をリポートしていました。まだWWFについての認知度が低かったこともあって、啓蒙布教の意味を込めてだらだらと書いてたのですが、不敗亭さんのサイトにある観戦記を読んで、正直「これは勝てない」と思いました。試合の熱気がそのまま伝わってくるような熱い文章、ありとあらゆるオタクねたから引用されるギャグ、そして揺るぎない視座、どれをとっても一級品でした。
 以後、僕は自分でリポートすることを辞めました。そのかわり、毎日のように「WWEをほげほげと」を訪れ、新しい観戦記や見事という他はないWWE人物相関図、そしてWWEファンからのメールへの機知に富んだ切り返しなどを楽しんでいました。僕の嫁さんも、不敗亭さんのサイトを読んでました。夫婦揃ってファンでした。

 この夏、WWEが名古屋に来ることになったので、喜び勇んでチケットを買いました。ちょうど不敗亭さんも名古屋に行かれると書かれていたので、更新が再開されたら「観戦の後、お会いしませんか」とメールを送るつもりでおりました。
 今日、その名古屋公演が突如中止になったというニュースを聞きました。がっくりしながら「不敗亭さん、どうするのかな」と思い、メールを送るつもりで再度「WWEをほげほげと」のサイトをくまなく読んでいました。そして不敗亭さんの逝去を知らせるトラックバックを発見したのです。

 一度もお会いしたことはないし、個人的にメールの遣り取りをしたこともありません。
 でも、かけがえのない友人を失くしてしまったような気がします。
 今はただ、ご冥福をお祈りいたします。

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2005.05.22

アイちゃんに懐かれた

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 お義母さんのところにいるオカメインコのアイちゃんとツーショット。かわいいです。よく懐いてくれましたよ。この後ウンチされたけど。

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2005.05.18

表彰式の写真とかレポートとか

 宇都宮図書館のかたから表彰式の画像が送られてきました。

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 それと当日いらしてくださったmihoroさんが講演会の詳細なレポートをアップしてくださいました。ありがとうございます。
 読み返してみると、ずいぶんと偉そうなこと言ってます。お前は何様のつもりかって感じ。

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2005.05.17

季節料理 和久

 4月から姪が働き始めた店を覗きに行きました。
 東区泉にある「和久」という料理屋です。カウンターだけの小さな店でしたが、雰囲気はとてもいい。料理も季節の食材を使ったものが美味しかったです。炊き合わせとか揚げ物とか、特に珍しいものではないのだけど、親しみやすい味で満足しましたね。締めにいただいた翠王麺というのも美味しかった。
 姪はカウンターの中で甲斐甲斐しく働いておりました。昼も夜も大変だろうけど、無理しない程度に頑張ってもらいたいものです。

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2005.05.16

太閤まつり

 5月14、15日は近くの豊国神社で太閤まつり。参道は露店が軒を連ね、大勢の人が道にあふれ、神社では神楽太鼓が打ち鳴らされ、野外ステージではカラオケ大会とか太鼓とかが繰り広げられます。
 つまり、うるさくて仕事にならん日です。
 こういうときはすっぱり諦めて楽しむしかないですね。
 14日は宇都宮に行っていたので露店を楽しめたのは15日。自販機で買ったピールを片手にそぞろ歩きしてきました。お面やビニール人形といったキャラクター商品を見てると毎年傾向が変わっているのがわかるんですが、すでにモー娘。の盛りは過ぎてしまったようですね。目立ったのはムシキングかな。おが屑の中に甲虫の玩具を埋めてそれを掬い上げる「ムシキングすくい」なるものがありました。
 今年はトルコアイスの屋台が出てなかったな。残念。
 でもひとつだけ、とっても胡散臭い露店を見つけました。「韓国直輸入・カラーコンタクトレンズ」っての。なぜに韓国?

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2005.05.15

うつのみやこども賞表彰式&講演

 うつのみやこども賞の表彰式と記念講演をするため宇都宮に行ってきました。
 朝8時過ぎに名古屋の家を出て昼前には宇都宮に着いておりました。意外に早いですね。

 改札口で出迎えたくれた宇都宮図書館の方に案内されて車で図書館まで一直線。ちょうどお昼時になので図書館隣の文化会館のレストランで、「宇都宮子どもの本連絡会」 のメンバーで今回の賞のオブザーバーもされている方おふたりと昼食をいただきました。以前からメールのやりとりをしていたし、僕とほぼ同年代なので、話題はいろいろとあって楽しかったです。

 式までには少し間があったので宇都宮図書館の副館長さんと「宇都宮子どもの本連絡会」の会長さんにお話を伺いました。宇都宮市では「宇都宮子どもの本連絡会」が中心となって子供への本の読み聞かせなどの活動を活発に行っているとのこと。大人の価値観を押しつけるのでなく、子供が本当に読みたい本を見つけるための手助けをすることが必要と考えて実行していらっしゃると聞き、正直宇都宮の子供たちが羨ましくなりました。
 僕、子供の頃はまったく本を読まなかったんですよね。というかほとんど本嫌い。どうしてそうなったかというと小学校時代に無理矢理読書感想文を書かされたり、図書室に押し込められて黴の生えてるような古臭い本を無理に読まされたりしたからで、つまり上からの押しつけに反発して本を嫌いになってしまった。でも宇都宮市では子供たちの自主性を尊重した活動がボランティアを中心に確立しているようです。こういう大人が近くにいる子供は、本が好きになるだろうなあ。

 さて、いよいよ表彰式。図書館内の会場には40人から60人程度のひとが集まっていました。当然ですが子供たちのほうが多かったです。司会進行役は大人が担当されてましたが、表彰式の授与と花束贈呈は子供の手で行われました。いやもう、照れましたね。でも、ほんとに嬉しかった。表彰状もらうなんて、生まれて初めてかも。
 その後は選考委員を務めた子供たちへの表彰と、僕を挟んでの記念撮影。それからいよいよ太田忠司うつのみやこども賞受賞記念講演となりました。
 まず最初に賞をいただいたお礼を述べると同時に、僕がこの賞をもらっていい理由について一応説明しておきました(このへんは『黄金蝶ひとり』を読んだひとならわかってもらえるでしょうね。作品の冒頭で「このお話は太田忠司が書いたんじゃない」と書いてあるんです。でも本当は僕が書いたんだよ、と一応のエクスキューズをしておいたわけで)。
 その後「じつは人前で講演をするのはこれが初めてのことです。どうやって話したらいいのかわからないのでカーネギーというひとの書いた『話し方入門』という本を読んでみたら、リンカーンもルーズベルトも最初の講演では失敗したと書いてありました。こんな偉大なひとでさえ失敗するんですから、僕が失敗しても当たり前です。だから最初に言っておきますけど、今日の講演は失敗します」と宣言しておきました。これで逆に気が楽になって、前もって子供たちからもらっていた質問(子供の頃は何になりたかったですか。どうやったらお話が書けるんですか。小説を書いていて楽しいことは何ですか。といったこと)に沿って、自分の子供時代から小説家になるまでの経緯、『黄金蝶ひとり』という作品について、そして小説家という仕事について、といった三つの柱を立てて話をしました。といってもあっちに行ったりこっちに行ったり引き返したり後戻りしたりのシッチャカメッチャカな話しかたで、しかも途中で話に詰まると「ほら、そろそろ話すネタがなくなってきたぞ」とか「もう話すことがないぞ」とか独り突っ込みをして笑いを取ったりして。で、いよいよ話すことがなくなってきたら「じゃ、そろそろ質問コーナーに」と逃げを打って、これでなんとか一時間過ごしました。いやはや綱渡りだわ。
 子供たちからの質問は結構鋭くて「鍾乳洞で剣崎たちはどこから出てきたんですか?」という触れてほしくないウィークポイントをしっかり突っ込まれましたよ。「うーん、それはね、きっと裏口があったんだよ。本当は書かなきゃって思ってたんだけど、忘れちゃったんだよね」としか答えられなかった。あと、「名古屋弁喋ってください」というのにも怯みましたね。いきなり喋れと言われるとネイティブな僕でもすんなりとは出てこないです。

 ともあれ、なんとか予定通りにこなせて、無事に終わらせることができました。緊張したけど、それ以上に楽しかったです。表彰式の写真はあとから送られてくるかもしれないから、届いたら日記のほうにもアップしておきましょう。
 そのかわり、というわけでもないけど、家に帰ってから子供たちにいただいた花束を持って写真を撮りました。

hanataba

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2005.05.13

金シャチに触る

 名古屋城内で開催されている名古屋城博に行ってきました。
 ここの目玉はなんといっても天守閣から下ろされた金シャチ、眼の前で見られるだけでなく、直接触れられるんです。真正名古屋人なら万博よりこっちでしょ。
(どうでもいいことだけど、この博覧会の正式名称は「新世紀・名古屋城博」なんだね。なんかちょっとダサくないか)
 城内に作られた金シャチドーム(この名称もなあ……)内には金シャチの数奇な歴史(改鋳されたり鋳潰されそうになったり博覧会展示のためヨーロッパに出かけたり戦災で焼けたり二代目が作られたり)が紹介され、その末にいよいよ奥に鎮座している雄雌一対の金シャチと対面、という段取りになっておりました。金ぴかのシャチは、ほんとに神々しかったです。触るとき、ちょっと震えましたよ。その感触は……ま、どうということはありませんでしたが。
 ドームを出たところで久しぶりに名古屋城内部を見学し、お昼は城内の出店で名古屋コーチン親子丼をビールと一緒にいただきました。味は……うーん、これで980円は高い。しかしまあ観光地の食事なんてこんなもんか。ついでに八丁味噌ソフトクリームというのを食べてみました。これまでも八丁味噌キャンデーとか八丁味噌ロールケーキとかを食べてきたんで、それほど違和感はありませんでした。

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2005.05.12

『まぼろし曲馬団』届く

『まぼろし曲馬団』文庫版の見本が届きました。
 今週末か来週始めには書店に並ぶと思います。
 今回のカバーは新宿の空を飛ぶ鮫。作中に登場させたメガマウスじゃないけど、いい雰囲気です。

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2005.05.11

「Shuffle」を観る

 敬愛する“大王”こと後藤ひろひと作・演出の舞台「Shuffle」を観る(於・愛知厚生年金会館)
 主人公は敏腕刑事・乾利貴、でも女にだらしがなく(少しでも石野真子に似ているところのある女性を見たら口説かずにいられない)、トランプのカードのように次々と相手を替えることから「シャッフル」と呼ばれる男。時価数十億のダイヤを盗んだ窃盗団チップスの捜査を担当することになり、ダイヤを盗まれた責任をとって辞めさせられてしまった警備員・三つ葉幸子(チビ・ブス・眼鏡の三拍子。おまけに博多弁丸出し。でも格闘技の達人)と共に敵のアジトに侵入するも、窃盗団のボス・ハートがものすごい美女だったせいで任務を忘れてアプローチ、お返しは窃盗団たちによる拳銃乱射。悪運強く弾は避けたものの二階から落下してそのまま病院送り。4日間寝込んだ後に眼を覚ましてみると、なんと、眼の前に現れる人間すべての顔が記憶と全然違っている。上司の剣は同僚梶野の姿形をしているし、その梶野は自分を撃った窃盗団の一員BJの姿に。医師の説明によると「転落のショックで脳に蓄積していた記憶データが引っくり返った」とのこと。せっかく窃盗団の顔を覚えたのに、これが誰が誰だかわからない。そこにやってきたのはチビブス眼鏡のはずの幸子なのだが、その姿形は……石野真子!
 というわけで、以降はシャッフルの視点で次々と人物が入れ代わり、超絶なドタバタ劇が展開されます。いやあもう、素晴らしいの一言。どう整理しても混乱してわけがわからなくなりそうな設定を見事に展開し、ぐいぐい引っ張ってくれます。最後まで隙のない上質なコメディ。外見でしか女を見てなかったシャッフルが、外見情報がシッチャカメッチャカになってしまったせいで必然的に女性の内面に眼を向けるしかなくなり、チビブス眼鏡と忌み嫌っていた幸子の魅力に気づいていく、という展開もラブコメディの王道を歩んでますね。
 役者陣も素晴らしかった。シャッフル役の伊原剛志は前日DVDで見直していた「ガメラ」(また見たのかよ)の一本調子な演技とは格段の差。かっこいいけどだらしなくて憎めないというキャラを見事に演じてました。そして幸子役の奥菜恵。チビブス眼鏡なキャラなのに、どんどん可愛くなっていく。しかも演技巧いなあ。「悪魔の唄」に続いて名古屋登場の山内圭哉は文句なし、惚れ直しました。そしてそして、やっぱり一番いかがわしかった大王後藤ひとひと。美味しいことろ、持っていきます。石野真子がアイドル時代の石野真子の役で出てきたのも驚き。他の役者さんたちも次々と別のキャラを演じなきゃならない難しい舞台をきっちり仕上げてくれました。
 やっぱり後藤ひとひとの芝居は面白いなあ。一生ついていこう。

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2005.05.04

「コンスタンティン」を観る

 ネットで公式サイトに行き当たって、その格好良さに惚れ込み公開されたらすぐに観に行こうと思っていた映画。なんやかやで結局この時期になりました。
 神にも悪魔にも愛されている(奪い合いをするほどに)コンスタンティンのお話。平和のためや愛のためでなく、自分が地獄行きになりたいないから悪魔払いを続けることで神に譲歩を迫ろうとするコンスタンティン君のアンチヒーローぶりは格好良かった。今更CGで驚くことはないけれど、スタイリッシュ映像処理も堪能できました。つまり最初から最後まで格好良さを味わう映画ですね。その点で主演のキアヌ・リーブスは適役かな。でもコンスタンティンという屈折したキャラをメインに描くなら、もっとアクの強い人間のほうがよかったんじゃないかなとも思いました。
  嫁さんが観終わった痕で「まさにCHEATING DEATH. STEALING LIFEだね」と言ってました。これWWEのスーパースター、エディ・ゲレロの半生と試合を紹介したDVDの原題なんですが、交通事故や薬物やアルコールで何度も死にかけながら、その都度しぶとく生還してきたエディの生きざまはまさに「死を騙し、命を盗む」です。映画の中のコンスタンティンも同じように悪魔や神とさえも互角に渡り合って生き抜いていく。
 そうかコンスタンティン役をエディがやれば、もっと面白いものになったかも。
「おいらの世界にようこそだってえの ビバ・ラ・ラッサ!」

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2005.05.01

科学常識

リンク: @nifty:NEWS@nifty:科学常識このぐらいは――目安作り、文科省乗り出す(読売新聞).

 ここに挙げられている【科学常識チェック、〇か×か】をやってみました。
 1問、間違えました。
〈3〉我々が呼吸に使う酸素は植物から作られた
 これを×にしてしまいました。
 え?地球上の酸素ってたしか宇宙からできた氷が起源じゃなかったっけ?
 ネットで調べてみたら、ここに書いてありました。
 まだ常識にはなっていなかったんですね。

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