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2005.05.04

「コンスタンティン」を観る

 ネットで公式サイトに行き当たって、その格好良さに惚れ込み公開されたらすぐに観に行こうと思っていた映画。なんやかやで結局この時期になりました。
 神にも悪魔にも愛されている(奪い合いをするほどに)コンスタンティンのお話。平和のためや愛のためでなく、自分が地獄行きになりたいないから悪魔払いを続けることで神に譲歩を迫ろうとするコンスタンティン君のアンチヒーローぶりは格好良かった。今更CGで驚くことはないけれど、スタイリッシュ映像処理も堪能できました。つまり最初から最後まで格好良さを味わう映画ですね。その点で主演のキアヌ・リーブスは適役かな。でもコンスタンティンという屈折したキャラをメインに描くなら、もっとアクの強い人間のほうがよかったんじゃないかなとも思いました。
  嫁さんが観終わった痕で「まさにCHEATING DEATH. STEALING LIFEだね」と言ってました。これWWEのスーパースター、エディ・ゲレロの半生と試合を紹介したDVDの原題なんですが、交通事故や薬物やアルコールで何度も死にかけながら、その都度しぶとく生還してきたエディの生きざまはまさに「死を騙し、命を盗む」です。映画の中のコンスタンティンも同じように悪魔や神とさえも互角に渡り合って生き抜いていく。
 そうかコンスタンティン役をエディがやれば、もっと面白いものになったかも。
「おいらの世界にようこそだってえの ビバ・ラ・ラッサ!」

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コメント

私も観ました「コンスタンティン」。
実は「HIDE~」と一緒に観たんですけど、
印象として「HIDE~」の方が印象深く、
BBSに書き込みました。
「コンシュタンティン」は、
私は主役よりも、ガブリエルやルシファー等の
脇役にワクワクしながら観ていました。

投稿: ちえべ | 2005.05.04 11:54

>ちえべさん
「ハイド・アンド・シーク」も観に行くつもりでいますよ。
 面白そうな映画が重なると、時間を取るのに苦労します。
「コンスタンティン」の前に予告編でやってた「フォーガットン」というのも面白そうだった。「ハイド・アンド・シーク」同様「「シックス・センス」を凌ぐ」というのが売りみたいですね。「シックス・センス」ってそれほど凄かったっけ?

投稿: 太田忠司 | 2005.05.04 12:05

「シックスセンス」は、「あぁ、そういうことかぁ~。やられたぁ」って感じでした。
当時、ああいう「作品中にそれとわかるヒントをちゃんと置いて話しを一方的に進めていく方法(観客だまし)」は少なくて
、それが一種のブームになって続いているみたいですね。その為に宣伝も思わせぶりになっていたりもしてますが。
そういう意味では、ニコール・キッドマンの「アザーズ」、ジョン・キューザックの「アイデンティティー」等も同じジャンル(観客だまし)だと思います。
「フォーガットン」の予告編は私も観ましたが・・・楽しみです。

投稿: ちえべ | 2005.05.04 22:48

 MYSCONの際に『SAW』について熱く語った者です。なんか間違った方向に熱を入れてしまったような気がして若干後悔しております。

『コンスタンティン』はあまり固いことを考えずにアクションとして楽しめたのですが、『ハイド・アンド・シーク』はネタがあまりに簡単に読めてしまうのでいまいちと感じました。あれはデ・ニーロとダコタ・ファニングの演技を観るための作品という気がします。
『フォーガットン』は個人的に本国で公開されたときから気にしていた作品ですが、どうもこちらもある意味「観たまま」の作品らしいという噂が耳に入ってます……とりあえず観に行くつもりではいますが、この英題まんまの邦題がちょっと厭です。
 それにしても、スリラーでいわゆるサプライズ・エンディングがあるとすぐに『シックス・センス』を引き合いに出す風潮がありますが、概ね間違った方向に期待を誘導して失敗しているように思います。なので、この惹句があっても私はだいたい割り引いて観るようにしてます。きっと『フォーガットン』もそんな感じではないかと。
 今後公開されるものでは、このへんよりも『バタフライ・エフェクト』というのにこっそり期待しています。SF的設定に基づくスリラーのようなのですが、結末にちょっとしたアイディアがあるような印象です。

投稿: 深川拓 | 2005.05.04 23:48

>ちえべさん
 じつは「シックス・センス」のネタを見抜けずにラストで「へえ」と驚いた太田です。「アザーズ」も「アイデンティティ」も騙されました。理想的な観客です。

>深川さん
 その節はお世話になりました。
 デ・ニーロとダコタ・ファニングというだけで、やはり観に行く価値はありそうですね。盤石の大ベテランと期待の新鋭の対決。レッスルマニアのアンダーテイカー対ランディ・オートンみたい……ってまたWWEネタかよ。
「フォーガットン」も日本に来たら観に行ってみましょう。たしかにこのタイトルは感心できませんけど。
「バタフライ・エフェクト」つまりパタフライ効果ですね。どんな映画だろう。ちょっと楽しみです。

投稿: 太田忠司 | 2005.05.05 09:16

自分も彼女さんと見に行きました。
どこだったかのサイト日記に
「トレーラー(宣伝)を薄めずに2時間」
という感想があり、ああそんな感じ、と思ったり。

クライマックスが力押しでないところに感心したり。

ちなみに、去年は「イノセンス」「マスターアンドコマンダー」と見たわけですが、
去年も今年もラブシーン無しですか、そうですか。

太田さん的には劇場版Zガンダムはどうですか~
…と、ガンダム原理主義(でしたよね?)の太田さんにふってみる~

投稿: tuchi | 2005.05.06 17:50

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