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2005.07.31

Rocket Summer

 テレビでスペースシャトルの打ち上げシーンを見ていると、ふとこの作品のことが思い出される。
 ブラッドベリの名作『火星年代記』の劈頭を飾る詩のような短編。日本語訳タイトルは『ロケットの夏』
 といってもこの話は夏の物語ではなく、舞台は真冬のオハイオ州。雪に閉ざされた町がロケットの発射するときだけ、その炎とと熱で一瞬の夏を取り戻す、という話。
 その情景が素晴らしいのですよ。是非とも読んでいただきたい。
 この作品の影響で、「ロケット」を夏の季語と思っているSFファンも多いだろうなあ。

 太陽系十番目の惑星が発見されたというニュースといい、この夏は宇宙づいてる。

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2005.07.29

新刊のお知らせ

 といっても、まだタイトルも正式には決まっておりません。
 中央公論新社(C★NOVELS )で今年の12月頃に刊行予定。
 ミステリです。狙いは本格。実態は……何だろ?
 少なくとも、原稿を読んだ担当さん反応は悪くなかったです。

 ともあれ、詳細決定までしばらくお待ちを。

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2005.07.28

“眼鏡収集家”の男逮捕(共同通信)

リンク: @nifty:NEWS@nifty:“眼鏡収集家”の男逮捕(共同通信).

 事件の発端としては、とても魅力的な設定。
 動機もある意味、新鮮だなあ。
 でも小説にはできない。僕が書くなら……いや、ここから先は企業秘密。

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2005.07.21

南国名古屋

近くの参道沿いに植えられたハイビスカスが満開になってます。いくら名古屋の夏が暑いとはいえ、まさかこんなにも南国気分になるとは。050721_1139.jpg

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2005.07.19

「エピソード3」を観る

『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』観てきました。
 戦争アクションとしてはシリーズ中で一番面白かった。
 エピソード1で「やればやれるじゃん」と思った殺陣ですが、今回は「おお、すごい」と思いましたし。
 驚いたのはR2D2の戦闘能力もそこそこなもんだったこと。

 それにしてもパルパティーン議長(皇帝)の計画って、遠大すぎてちょっと迂遠すぎるきがしませんですか。
 かなり偶然に頼ってるし、途中で自分も死にそうな危ない橋を渡ってしるし。アナキンがいなかったら絶対に頓挫してたよ。
 てことは、帝国の影の功労者はアナキンをパダワンにしたクワイ=ガン・ジンってこと?

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2005.07.18

打ち合わせ、のち、石井竜也

 某社の編集さんと名古屋駅タワーズで加賀料理の昼食をとりつつ打ち合わせ。川のせせらぎのように細く切った豆腐が美味。治部煮も美味しゅうございました。
 来年からの仕事の予定を立てました。 来年も忙しくなりそうです。

 編集さんと別れた後、床屋へ。いろいろと物議をかもしたパーマ頭をバッサリとカットいたしました。そしたら髪がしっかり七三に分かれてる。この分け目は毛根の部分からあるんだな。僕は一生、七三で生きていくのか。

 その後、駅前で嫁さんと待ち合わせ。髪形が変わりすぎて、すぐには見分けられなかったらしい。
 ふたりでデラ・ファンタジア(愛・地球博のサテライト会場です。ポケパークとかある)内のZEPP NAGOYAにて石井竜也のコンサート。あるルートでペアチケットが貰えたんです。会場内は熱い熱い石井ファンのお姉さんたちがパブル期のディスコかよって感じのコスチュームで詰めかけておりました。
 以前米米CLUB時代に一度コンサートに行った経験はあるものの、石井竜也の曲にはほとんど思い入れがなかったので、観客の皆さんがみんな同じ振りで(ほんとに一糸乱れぬ振り付けだった!)踊っているのを後目に座席に座ったまま観ておりました。でも楽しかった。石井竜也のいかがわしさ大爆発。 しかし同い年なのに、よく体動くよなあ。鍛えてるんだろうなあ。

 コンサート後、デラ・ファンタジア内のトルコ料理店で夕食。帰りに名古屋駅地下のハーゲンダッツ直営店でアイスを食べる。前々から入りたいと思っていた店だけど、男ひとりではなかなか入れない雰囲気なので、この際だから嫁さんと、と入ったんですが、レジに「今月19日をもって移転のため閉店します」と貼り紙が。おお、ジャスト・タイミングであったか。
 で、キャラメルラテというアイスとフラッペがたっぷり入ったのを食べたんですが、頭にキーンとくるのを数回我慢しているうちに意識が朦朧としてきました。どうやら貧血になったみたいです。今までかき氷で貧血になったことなんかないのに。帰りはふらふらでした。帰宅後、風呂に入って体を温めて、やっと人心地つきました。体を冷やすのは、やっぱりよくないなあ。

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2005.07.17

再び動画配信試験

 ASF形式の動画ファイルを配信できるかどうかの実験をしてみます。

「puff01.ASF」をダウンロード

 パフがベランダのローズマリーにじゃれついて、体に匂いを着けているところです。
 なぜかこれがパフの朝の日課になっていて、おかげでいつもローズマリー臭くなってます。
 画像が90度傾いていますが、修正するためのソフトが見当たらないので、そのまま配信します。編集できるソフトの情報をお持ちの方、お教えくださいませ。

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2005.07.15

「姑獲鳥の夏」試写会

 講談社から試写会の券を貰ったんで「姑獲鳥の夏」を観てきました。
 とにもかくにも、あの話をきっちりと映像化しているところは評価すべきでしょう。実相寺監督の相変わらずな映像(チープな臭いを残しつつ様式美で攻める!)も噛み合っていたし。
 ただ、やはり京極堂とか榎木津に思い入れのある方々がご覧になれば「あんなの、ちがうもん!」となっちゃうでしょうね。そりゃ仕方ない。
 逆に原作を知らないひとは、眼の前で展開されているのが一体何なのかチンプンカンプンなままかもしれない。試写会でもどんな作品なのかしらないまま観にきたらしい男性が、終わってから首を捻っておりましたもの。
 つまりあの映画を楽しめるのは、あまり濃くない原作の読者、ということなのかなあ。

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2005.07.09

卵がけご飯の奥深さ

 久しぶりに卵の庄卵ご飯セットを注文しました。
 僕と同じく卵がけご飯が大好きなひかわ玲子さんにこの店のセットをお勧めしたら最近買われたそうで、「とても美味しかった」という感想をいただき、逆にまた食べたくなってしまったのです。
 僕が注文したのは新鮮な卵12個に自家栽培のコシヒカリがセットになったもの。卵は6個が若鶏の生んだ縁起卵というもの、そして残る6個は烏骨鶏卵やアローカナ鶏幸青卵といったいろいろな卵が1個ずつ詰め合わされたもの。
  昨夜は早速
烏骨鶏卵で卵がけご飯を。いやもう、美味いっす。とろりとした卵の味わいがたまらない。ひかわさんご推薦で塩昆布の細切りを乗せて食べてみたんですが、これも美味かった。ああ、至福。

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2005.07.08

あれから一年

 母が亡くなって、ちょうど一年経ちました。
 今日、妹夫婦と一緒に墓参りに行き、卒塔婆を立ててきました。
 一年前と同じ、よく晴れた暑い日になりました。

 あらためまして母のことでお世話になった皆さんにお礼を申し上げます。
 その節は、ありがとうございました。

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2005.07.07

アジサイの植え替え

 アジサイの花の色が悪くなってきたので新芽が出ている部分から上をバッサリと切り落とす。
 ついでに懸案であった鉢の植え替えも敢行しました。
 アジサイって多くは庭に地植えしているものですが、うちはあえて鉢に植えておりました。以前に読んだ庭師さんによる庭作りの指南書みたいな本に「アジサイを玄関先に植えてはいけない」と書いてあったんですよ。なぜかというと育ちすぎるから。アジサイって地面に根を下ろすと遠慮会釈なく成長してどんどんどんどんデカくなっていくんですよね。で、玄関先がアジサイに覆われてしまうそうな。それはたまらないんで8号の鉢に植えていたんですが、数年そのままにしておいたら花の色がとても悪くなってしまったのです。うちには水色とピンクがあるんですが、どっちも花の色(正確にはあれは萼なんだけど)が黒ずんできてしまったんです。これじゃ見映えが悪いし、根元を見るとマスクメロンの表面みたいに根が網目状になってるし、やっぱり息苦しいんだろうなと思うと不憫になってきて、遂に決断したのでした。
 しかしびっくりしたなあ。まず鉢をいったん退けて、と持ち上げてみると……動かない。うんともすんとも言わない。おかしい、こんなに重いはずがないのに。
 踏ん張って一気に持ち上げると、鉢の下の砂利もズササササササッと引っぱがされてしまった。見ると鉢底の水抜き穴から脱出した根が砂利の中で広がっていたんです。うわあ、凄い生命力。
 とりあえずはみ出している根は切り取りって鉢を外してみると案の定、中は根っこだらけ。土も入れてたはずなのに根っこしかない。これを半分ほど切り崩して新しい根が生えやすいようにし、今までより二まわり大きな10号鉢に植え替えました。土は水色のほうには赤玉土に腐葉土とバーキュライトにピートモスを加え、ピンクのほうは赤玉土、腐葉土、バーキュライト、石灰を加えました。花の色によって土の成分を変えないといけないのですよ。ああメンドイ。
 ともあれ、1時間ほどで植え替え完了。中腰でやったんで腰が筋肉痛で動きません。
 来年はきれいに咲いてくれるといいんだけどな。

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2005.07.06

「宇宙戦争」を観る

「宇宙戦争」を観に行ってきました。
  こういうSF映画なら主人公は科学者だったり軍人だったり大統領だったりするのが普通なのだけど(そのほうがストーリーを俯瞰しやすいからね)最初から最後までごくごく普通の人間の視点で宇宙人の侵略を描き切るという手法は斬新だし、面白かった。トム・クルーズを「ごくごく普通の人間」として見ることができるかどうかってのは微妙だけど。でも彼としては普通の人間たるべく大熱演してたから、良しとしましょう。
 とにかく見せかたの勝利ですね。とても面白かったです。
 ただ原作を読んだとき(子供向けの短縮版だったと思うけど)から気になっていた「宇宙人が負ける理由」ですが、それも原作どおりってのはどうもなあ。どう考えてもあれじゃ、宇宙人側のリサーチ不足でしょう。100万年もかけて計画しているくせに、基本的なところで大ポカしてるわけだし。

 ダコタ・ファニングは熱演というより怪演。彼女は当代きってのスクリーム・クイーンですね。

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2005.07.04

@nifty:NEWS@nifty:「夕暮れ時はさびしそう」の天野滋さんが死去(読売新聞)

リンク: @nifty:NEWS@nifty:「夕暮れ時はさびしそう」の天野滋さんが死去(読売新聞).

 甘ったるい言いかたですが、僕の青春の歌でした>夕暮れ時はさびしそう

 ご冥福をお祈りします。心から。

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夏向けにデザイン変更

 さっぱりしたものに変えてみました。
 最近はココログもいろいろと凝ったデザインが使えるようになってきたんですが、どうにもこうにも重いの難ですね。夜になると表示が遅くて面倒になります。
 このデザインなら、少しは軽いかな。

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一周忌&初盆

 お坊様(名古屋弁では「おっさま」)をお招きして母の一周忌を行いました。
 仏前には母の好物だったものをとピーナッツと菓子パン、そして蜜柑を供えたんですが、妹たちも同じように蜜柑を持ってきてくれました。好きだったんだよなあ、温州蜜柑が。

 にしても、もうすぐ一年か。早いなあ。

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2005.07.02

推理作家協会賞パーティ

 報告が遅れましたが、先月28日は推理作家協会賞授賞式のため上京しておりました。
 会場近くのホテルにチェックインしたのが午後3時。待ち合わせていた友人とコーヒーなど飲みながら個人的な話を。
 その後、会場である第一ホテル東京に移動。次の書き下ろし長編を書くことになっている出版社の担当さんと打ち合わせ。具体的なことは説明できなかったけど、方向性みたいなものは打ち出せました。
 その後、授賞式へ。今回の受賞作は、

<長編及び連作短編集部門>
硝子のハンマー
剣と薔薇の夏
貴志 祐介(角川書店)
戸松 淳矩(東京創元社)
<短編部門>
該当作品なし
<評論その他の部門>
不時着
日高恒太朗(新人物往来社)

 という皆さんです。残念ながら今回はひとりも面識のある方はいませんでした。
 授賞式の後はパーティ。上京前に短編を書き上げてメールしておいたので、今回は気楽にいられる、と思ったんですが、その次の仕事とかそのまた次の仕事とかの話で、やはりゆったりと飲み食いしてはいられませんでしたね。ま、お仕事をいただけるというだけでありがたいことなのですが。
 そう言えば、会うひと会うひとに髪形のことを言われたなあ。20年ぶりくらいにパーマをかけたので、つまり業界のひとは誰ひとりとして僕のパーマ頭を今まで見たことがなかったわけだから、驚かれてもしかたないかあ。なんでかラーメン大好き小池さんみたいな髪形だもんな。もう懲りたぞ。二度とパーマなんてしない。
 パーティがお開きにあった後は、旧知の編集さんに連れられて銀座のお店へ。女のひとが横に付くようなお店って、そう言えばものすごく久しぶりにきたような気がする。本格ミステリ関係のひとと二次会に流れると、そういう店には絶対にいかないから。ああいう店で接待されると、なんとなく偉くなったような気になりますね。僕もついついデビュー当時の室井佑月さんにプロ作家の心構えを得々と話した、なんて自慢話を自慢げにしちゃったりなんかしたりして。後で思い返すと恥ずかしいです。
 その店を切り上げた後はホテルに戻り、バタンキュー。やはり薬が効いてるのか、酒には弱いです。

 翌日、昼前に練馬へ。作家のお友達のお宅を訪問したのです。庭師さんが入ったばかりというお庭は、とても穏やかな雰囲気でした。お昼は手作りのパスタ。これは美味しかった。レシピを詳しく訊いたので、いずれ作ってみよう。
 他にも玄関に飾られているいろいろな原画(あのひとの絵も、あのひとの絵もある!)や、仕事場に並ぶ書籍に驚かされたり。幻想小説好きな人間なら垂涎の的となること間違いなしの蔵書でありましたよ。

 辞去した後は、そのまま名古屋へ帰還。夕飯の当番は僕だったんですが、面倒なんで名古屋駅のデパ地下の惣菜を買い、家では御飯を炊いて味噌汁を作るだけにしました。

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『悪魔の黙示録』解説書きました

 高橋美由紀さんの『悪魔の黙示録』11巻の見本が届きました。
 縁あって、僕が解説を書いています。よかったら読んでみてください。

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