推理作家協会賞パーティ
報告が遅れましたが、先月28日は推理作家協会賞授賞式のため上京しておりました。
会場近くのホテルにチェックインしたのが午後3時。待ち合わせていた友人とコーヒーなど飲みながら個人的な話を。
その後、会場である第一ホテル東京に移動。次の書き下ろし長編を書くことになっている出版社の担当さんと打ち合わせ。具体的なことは説明できなかったけど、方向性みたいなものは打ち出せました。
その後、授賞式へ。今回の受賞作は、
<長編及び連作短編集部門> | |
硝子のハンマー 剣と薔薇の夏 |
貴志 祐介(角川書店) 戸松 淳矩(東京創元社) |
<短編部門> | |
該当作品なし |
|
<評論その他の部門> | |
不時着 |
日高恒太朗(新人物往来社) |
という皆さんです。残念ながら今回はひとりも面識のある方はいませんでした。
授賞式の後はパーティ。上京前に短編を書き上げてメールしておいたので、今回は気楽にいられる、と思ったんですが、その次の仕事とかそのまた次の仕事とかの話で、やはりゆったりと飲み食いしてはいられませんでしたね。ま、お仕事をいただけるというだけでありがたいことなのですが。
そう言えば、会うひと会うひとに髪形のことを言われたなあ。20年ぶりくらいにパーマをかけたので、つまり業界のひとは誰ひとりとして僕のパーマ頭を今まで見たことがなかったわけだから、驚かれてもしかたないかあ。なんでかラーメン大好き小池さんみたいな髪形だもんな。もう懲りたぞ。二度とパーマなんてしない。
パーティがお開きにあった後は、旧知の編集さんに連れられて銀座のお店へ。女のひとが横に付くようなお店って、そう言えばものすごく久しぶりにきたような気がする。本格ミステリ関係のひとと二次会に流れると、そういう店には絶対にいかないから。ああいう店で接待されると、なんとなく偉くなったような気になりますね。僕もついついデビュー当時の室井佑月さんにプロ作家の心構えを得々と話した、なんて自慢話を自慢げにしちゃったりなんかしたりして。後で思い返すと恥ずかしいです。
その店を切り上げた後はホテルに戻り、バタンキュー。やはり薬が効いてるのか、酒には弱いです。
翌日、昼前に練馬へ。作家のお友達のお宅を訪問したのです。庭師さんが入ったばかりというお庭は、とても穏やかな雰囲気でした。お昼は手作りのパスタ。これは美味しかった。レシピを詳しく訊いたので、いずれ作ってみよう。
他にも玄関に飾られているいろいろな原画(あのひとの絵も、あのひとの絵もある!)や、仕事場に並ぶ書籍に驚かされたり。幻想小説好きな人間なら垂涎の的となること間違いなしの蔵書でありましたよ。
辞去した後は、そのまま名古屋へ帰還。夕飯の当番は僕だったんですが、面倒なんで名古屋駅のデパ地下の惣菜を買い、家では御飯を炊いて味噌汁を作るだけにしました。
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