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2005.08.27

動画配信第二弾

 以前パフの動画を公開したので、今度はモモの動画を配信します。

「momo01.ASF」をダウンロード

 ただの親馬鹿動画です。犬に感心のないひとには、何の意味もありません。

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2005.08.18

妖怪大戦争

「妖怪大戦争」を観てきました。
 素直に傑作と呼びましょう。ジュブナイルとして申し分なし。
 作り手が子供にも妖怪にも媚びていないし、見下してもいない。その姿勢が映画としての品格を作り出してます。妖怪が続々と集まってくるシーンは圧巻。
 役者陣もよかった。トヨエツの加藤は悪の権化としての色っぽさをフェロモンのように漂わせていましたし、妖怪を演じた阿部サダヲ、栗山千明、高橋真唯といったあたりの適役でした。そして何より主人公を演じた神木隆之介が素晴らしかった。十二歳かあ。今の彼に狩野俊介を演じてもらいたいなあ。

 それはそれとして、かなり艶っぽい映画でもありましたね。栗山千明と高橋真唯の太股がやたらに艶かしかったし。あれは絶対、色づき始めた少年の心に楔を打ち込んだに違いない。その意味でも子供たちの心に一生残る映画だったかも。

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2005.08.15

八月十五日の日常

 スポーツジムの壁面には液晶テレビが並んでいて、各局のテレビ番組を映し出している。その中のひとつが空襲をテーマにしたアニメを放映していた。B29に焼かれる町、その焼け跡を唖然と見つめる子供たち、そんなシーンを横目で見ながら僕はエアロバイクを漕ぐ。夏バテのせいか心拍数の上がりが早い。筋トレをした後でウォーキングマシン10分。テレビニュースが手を合わせる老人の姿を映していた。

 昼御飯はカップ焼きそばにぼた餅。食べながらテレビを観る。
「この中で太平洋戦争で日本がどの国と戦っていたか知らないひとは?」
 回答は100人中13人。

 食後は仕事。エアコンの効いた部屋でパソコンを打ちつづける。
 午後3時に一旦休止。今日はWWE「RAW」放送日。
 ユージーンが復帰してカート・アングルからオリンピック金メダルを奪う。ジョン・シナは得意のラップで観客を沸かせたものの、GMエリック・ビショフの怒りを買い、カリートとクリス・ジェリコに潰される。次回特番サマースラムへの布石が着々と置かれていくようだ。

「RAW」が終わる頃になるとパフがそわそわし始める。モモもつられてそわそわ。犬の体内時計は正確だ。「行くか」の一言で大はしゃぎ。リードを付けて散歩に出る。
 八月半ばだというのに、なぜか涼しい風が吹いている。それでもパフモモは舌を垂らしながら歩く。途中、散水ホースを持ったお爺さんが「犬も大変だな」と声をかけてきた。

 帰ってからもまた仕事。
 夜7時すぎに「ネプリーグ」を観ながら夕食。
 食後、NHKのニュースを観る。祈るひと。叫ぶひと。行進するひと。談話を発表するひと。

 風呂に入り、そのまま仕事部屋に入ってパソコンを立ち上げる。この日記を、書き始める。

 今の日本を「平和ボケ」と言うひとがいます。
 平和が長く続きすぎたせいで、頭がボケてしまったと。
 そのとおりだと思います。僕なんて、平和ボケの典型です。今日一日、僕のやったことを見てください。
 でも、平和ボケが駄目だというのなら、では日本人は、平和ボケにならないようにするために戦争をするべきだったのでしょうか。
 僕の親や、僕自身や、(いないけど)僕の子供たちが戦火に焼かれ、銃弾に撃ち抜かれる。そんな日々を送るべきだったのでしょうか。
 断じて、そうではない。
 この60年、少なくともこの国は戦争をすることなく、戦いで殺すことなく、殺されることもなく、過ごすことができました。そのことは感謝していい。自慢していい、と思います。

 今日一日、僕は終戦記念日特集の番組も観ませんでした。仏壇の母親以外には誰にも祈りませんでした。
 でも、願いました。こんな平和が、この先も続きますようにと。
 そしてできるなら、世界中が平和ボケになれますようにと。

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姫が愛したダニ小僧

 敬愛する大王こと後藤ひろひと作・演出の舞台『姫が愛したダニ小僧』を観てきました。 (於・厚生年金会館)
 今回は大王が所属する演劇集団Piperのメンバーが全員出演したこともあって、そりゃもうパワフルな舞台でありました。

 介護施設へ亡き祖母の遺品を受け取りにきた夫婦が出会った車椅子の老婆、彼女は自らを「すみれ姫」と名乗り、夫婦を「船長」「洗濯女」と懐かしそうに呼んだ。自分は恋人であるダニ小僧を捜しに行かなければならないのに、悪い侍従長の手下(介護職員)が邪魔をしてここから出られないという。
 老婆の妄想だと相手にしない夫に対し、ノリのいい妻は自ら洗濯女になりきり、すみれ姫を施設から連れ出してしまう。それを知った介護施設の院長は、夫婦が施設の悪辣な実態を暴露するための証人として老婆を連れ去ったと勘違い、介護職員の男女を追手として向かわせる。
 ここから先は怒濤の展開、老婆の妄想だと思っていたことが次から次へと現実化し、物語はどんどんとファンタジーな世界へ。卑怯道を究めた剣士城一郎とか伝説の剣豪橋本ゆうじ君とか海賊船を操る豚女とか、すみれ姫の言葉どおりに次々と登場するへんてこな奴ら。彼らの目的はただひとつ、ダニ小僧を探すこと。

 笑った笑った。笑いすぎてお腹痛い。
 しかし後ろの席の若いカップルの馬鹿笑いには、ちょっと負けた。
 嫁さんが大ファンな山内圭哉も相変わらず素晴らしかったけど、今回一番なのはやっぱり腹筋善之介の擬音満載パフォーマンスだな。ギー、ガシャン、ロケットパンチ、ボーンって。
 しかし帰ってきたらくたくたに疲弊している自分がいました。舞台を観ると本当に疲れますね。それが面白い舞台であればあるほど、こっちも真剣勝負で立ち向かってしまうからだな。

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2005.08.11

『メフィストの漫画』

 喜国雅彦さん国樹由香さん共著の『メフィストの漫画』が届きました。
 国樹さんの「あにまる探偵団」では我が家のパフとモモも取材され漫画化されています。パフモモの写真も掲載。
 喜国さんの漫画は本格ミステリファン、古本ファンなら抱腹絶倒間違いなし。メフィスト連載中に読んでいたものも、あらためて読み直して大笑いしてしまいましたよ。
 是非ともご購入、ご講読くださいな。左側の書影をクリックすると購入画面に進めます。

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2005.08.09

『奇談蒐集家』第一話

 書店に並ぶのは12日頃でしょうか。「ミステリーズ!Vol.12」 に新シリーズ『奇談蒐集家』の第一話『自分の影に刺された男』が掲載されています。タイトルどおり、ちょっと奇妙で幻想的な、でもミステリです。
 今後、隔号掲載の予定で連作を書いていくつもりです。

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2005.08.05

ハマってしまったiTunes Music Store

 昨日から始まったiTunes Music Store
 僕のMacはOS9でiTunesは入れられないし、そもそもiPodも持ってないし、今までは無関心だったんですが、周囲があまりに騒ぐんで、物は試しとWindowsマシンのほうへiTunesをダウンロードして覗いてみたら、うわあ、これはすごい。
 新しい楽曲はともかく、どうしてこんな古い曲が、とびっくりです。N.S.P、因幡晃、尾崎亜美、八神純子、おお高木麻早まである!
 あまりのすごさに時間を忘れて検索しまくり試聴しまくりです。
 関口宏夫人となってから姿を見ない西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」なんて涙モノですよ。この歌を聴いて子供の頃の僕は「アカシアの雨ってのに降られると死んでしまうんだ」と本気で信じてました。
 クレジットカードを使いたくないんでまだ一曲も購入してないんですが、明日iTunes Music Cardを買ってこようと思います。

 こうなるとiPodも欲しくなるかなあ……。

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2005.08.02

「月刊なごや」]でインタビュー掲載

 ローカルな話題ですが、名古屋の文化情報誌「月刊なごや」8月号でミステリ特集があり、名古屋在住の作家としてインタビュー記事が掲載されました。
 ミステリとの出会いとかミステリの魅力とかについて喋っています。
 まだパーマをかけていたころの写真も載ってます。

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2005.08.01

みそ煮込み南湖

 旭堂南湖さんの講談の会「みそ煮込み南湖」に行ってきました。
 乱歩の『魔術師』を聞いて、やはり乱歩の長編には講談の影響が強かったのだなと再認識。物語が講談の口調に実に合うんだなあ。
 怪談の『蛤の吸い物』では最中にドロドロドロと本物の雷の音が鳴り響き、実にタイムリーな効果音となりました。
 紙芝居『原子怪物ガニラ』はいよいよ佳境と言いながら、結局未完。次回こそいよいよ佳境だそうな。これはまた聞きに行かなきゃなあ。

 講談の後は芦辺拓さんを迎えてのトークショー。いつものようにほとんど芦辺さんの独演会でありましたが。

 その後、南湖さん芦辺さんを交えて懇親会。結婚の決まった南湖さんに祝辞を送ったり、芦辺さんと作家という仕事について意見を戦わせたり、なかなか楽しゅうございました。
 参加者の中にとてもいいキャラがいたので、現在執筆中の作品に登場させることを決定。これも思わぬ収穫であったことよなあ。

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