沖縄
21日から二泊三日で沖縄に行っておりました。
初日、空港で沖縄名物の第一弾A&Wのハンバーガーとルートビアで昼食。ルートビアは初体験でしたが、噂に聞いていたとおり薬のような味がしたものの、それがなぜか懐かしい。説明を見ると甘草が入っているそうで、これなら子供の頃から馴染みのものでした。
空港からホテルに直行してチェックインし、そのままゆいレールに乗って首里城へ。一番ポピュラーな観光地なだけあって、観光客は結構多かったんですが、ここより僕ら夫婦が気に入ったのは 王家の墓である玉陵(たまうどぅん)でした。たたずまいが古代の遺跡のようで、しかし今でも人々の信仰の対象となっている(実際、僕らが訪れたときも墓の入り口に向かってお祈りしている地元のひとたちがいました)。メンタリティの部分からして沖縄は異文化の土地なのだなと実感しました。このあたり、ほとんど観光客がいなかった。もったいないなあ。
夜は沖縄経験者から薦められていたゆうなんぎいという郷土料理の店へ。
せっかく沖縄にきたんだから試せるものは何でも試そうと沖縄料理をどんどん注文しました。豆腐よう、ミミガー、ラフテー、ゴーヤーチャンプルー、グルクンの唐揚げ。
豆腐ようなんて結構クセのある食べ物と聞いていたんですが、そして実際クセはあったんですけど、これが意外に美味しかった。沖縄料理全体の印象でもあるんですが、クセの方向性がどこか名古屋の料理に近いものがあるような気がします。他にはない味付けながら、くどさがなく舌に馴染みやすいんですよ。酒はもちろんオリオンビールと泡盛。泡盛美味かったあ。
翌日は水中鑑賞船なるものに乗る予定だったのですが、前日からの雨と風で水中の視界がゼロということで出航見合せ。翌日に繰り越しとなりました。しかたなくそのまま国際通りに出て散策&買い物。途中、とても気に入った焼き物があったのですが、値段がバカ高くて諦めました。今でもちょっと心残りですけど。
そのまま公設市場に入り、昼食はソーキそば。これも美味かった。
ホテルに帰り、次はロビーで長年の友人である早見裕司さんと待ち合わせ。早見さんと会うのって何年ぶりかなあ。早見さんが沖縄に引っ越すまでは上京したときにときどき顔を合わせてたんですが。
ともあれ、再会を喜び合ってホテルのラウンジでお喋り。普段からネット上では頻繁にやりとりをしているんですが、直接顔を合わせて話すのは、やはりいいですね。わざわざこのために出向いてもらって、とても申し訳なかったのですが。
早見さんと別れた後、僕らは識名園に向かいました。琉球王の別邸だそうで、庭の造りは日本風と説明があったのですが、そんな雰囲気はほとんど感じられません。やはり沖縄特有の雰囲気が漂っています。ここもとても気に入ったのだけど、観光客は少なかったですね。やっぱり僕らってマイナー志向なのかな。
識名園の後は壺屋あたりをぶらぶらしながら、また国際通りへ。事前にしっかり計画を立てて旅行をする質じゃないもので、ほとんど行き当たりばったりです。歩いているうちにゆいレールの駅に行き着いたので、そのままホテルに戻りました。
ところで僕らが宿泊したのはロワジールホテルというところなのですが、ここの売りのひとつが蝶々園。オオゴマダラという蝶を飼育し、温室で放し飼いにしているんです。
そのオオゴマダラの蛹が左の写真。ご覧のように黄金色に輝いています。こんなきれいな蛹、見たことがない。
温室内には羽化したオオゴマダラもたくさんいて、文字どおり乱舞しています。蝶たちを見るためだけでも、このホテルに泊まる価値はあると思います。
夜はまた別の郷土料理の店に行き、今度は麸チャンプルーにミーバイの煮付け、海ぶどうに沖縄の魚の刺身と、これも初体験のものをいただきました。どれも美味かったなあ。沖縄の食べ物で不味いと思ったものがない。たぶん僕、沖縄でも生きていけると思う。
さて翌日は最終日。今度こそはとかすかな期待をしていたのですが、水中鑑賞船はやはり視界が悪くて駄目。諦めるしかありませんでした。沖縄三日間、結局晴れ間を見ることができなかった。これだけは心残りだな。
中途半端に時間があったのですが、これからどこかに観光に行くというわけにもいかず、ホテルをチェックアウトして那覇航空へ。空港の売店を見て回り、自分への土産としてマングローブの苗を買い、昼食に沖縄料理の締めとしてラフテーそぱをいただき、飛行機に乗って帰ってきました。
三日間、結構歩き回ったんですが、不思議なくらい疲れなかった。それどころか軽い四十肩になっていたのが旅行の間は全然気にならなかったのです。沖縄って体にいいのかな。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント