« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »

2006.01.26

「THE 有頂天ホテル」を観る

 もうすぐ消えてしまう名鉄東宝で「THE 有頂天ホテル」を観てきました。
 すみません、エンドクレジットが終わって館内が明るくなった後も立ち上がれませんでした。圧倒されて、もうノックアウト。
 何十人もの登場人物、同時発生する十をくだらないエピソード、それが複雑に入り乱れ絡み合い、しかしすべてが最後にはパチリパチリと収まるべきところに収まっていく。しかも全然無関係と思われていた他エピソードの伏線をじつに巧みに使いながら。
 歌手をあきらめた男が手放した幸運の人形の行先、副支配人が冒頭で何気なくポケットに入れた灰皿の使われ方、腰振りおじさんの待受画像が導くカタストロフ。その他いろいろ。まさかこれがあそこで……といった連続。
 何度でも言います。ノックアウトされました。
 物語や人物は三谷幸喜の作品にはよくあるものばかり。中心人物となる、冷静で有能ですべてのアクシデントをひとりで解決できそうなんだけど意外なところで弱点が露呈してグズグズになってしまう副支配人なんて、何度も似たようなキャラを観たよなあ。でも何度観ても巧いと思う。
 ちょっと早いですが、今年の映画、よほどのことがないかぎりこれがベストです。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.01.20

サスペリアミステリー・リニューアル

 サスペリアミステリー3月号(秋田書店)が届きました。
 今号からリニューアル。ミステリコミック専門誌になりました。
 そのリニューアル号に霞田兄妹シリーズの短編『みぎかひだりか』がコミック化され掲載されています。作画は以前このシリーズをコミック化してくださったあさみさとるさん
 志郎君、かっこいいです。

 でもこの号の目玉はやっぱり『シベ超』コミックだよなあ。水野晴郎超美形化。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.17

『レストア』ゲラ到着

 ジャーロで連載していた『レストア』の単行本用ゲラが届きました。
 3月にカッパノベルスから出る予定です。
 今まで書いてきたものとは少し雰囲気が違うので、どんな本になるのか、読者がどんな反応を示してくれるのか、不安でもあり楽しみでもあり、です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.07

「キング・コング」観ました

 オープニングから髑髏島に到着するまでが約1時間。それからコングが登場するまで20分。でもこの間、まったく退屈しませんでした。
 で、ナオミ・ワッツがコングに浚われてからが怒濤の展開。「ジュラシック・パーク」で恐竜の動きに度肝を抜かれてから幾星霜、とうとうこんなすごいものが描けるようになったんですねえ。
 コングが捕らえられてから船に運んだり帰還したりで間が伸びるかと思えば、そこんとこはあっさりカット。すぐにNYへと舞台を移す。ただ冗長な映画ではありませんでした。どうやってコングを船に運んだのかわからないままだけど。
 基本的に1933年版と同じストーリーながら、70年の時を経て映画は進歩しましたと胸を張って先達に言える作品でありましたよ。ただ拍手。
 ナオミ・ワッツは本当に美しかった。コングはかっこいい親父だった。「ぼのぼの」に出てくるヒグマの大将みたい。男気に惚れたぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.04

いつもと変わらない年末年始

 大晦日の夜は高校時代の友人たちと顔合わせ。30年以上続いているイベントです。昔は歩いて熱田神宮まで二年参りに行ったんですが、さすがにこの歳になるとぞれもできません。暖かいホテルのバーで酒など飲みながら近況報告や雑談。自分の体調のこととか子供のこととかが話題になるのは、そういう年齢だからだよなあ。

 元旦は年末ジャンボが外れていることを確認して届いた年賀状を読んで、豚の角煮を作るだけの一日でした。
 その角煮は翌2日に妹の一家二組がやってきたときに出しました。幸い好評で、あっと言う間に消えました。今年はステーキ家の洋風おせちも買っておいたんですが、これも瞬く間に消えてしまいました。
 3日はお義母さんの家へ御年賀。焼酎が好きになったという話をしてたせいか、用意してくれていました。いい酒でした。お寿司も串揚げも手羽先も美味しゅうございましたよ。

 仕事の方は元旦から少しずつやっています。去年積み残してしまった書き下ろし長編をなんとかしなければ。でも、いつ終わるかなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年12月 | トップページ | 2006年2月 »