Fata Morgana9
イタリアで12月に出版された本、「Fata Morgana9」が届きました。
幻想文学と純文学の書き下ろしアンソロジーシリーズの九作目です。
どうしてそんな本が届いたかというと、僕も書いているからです。以前「ALIA」という幻想小説アンソロジーに拙作を載せていただいたのが縁で、今回完全な新作をと所望されました。
タイトルは『Il kaiju del giaradino』。 邦題は『公園の怪獣』です。
今回のアンソロジーのテーマが「Eta', tempo, passaggi, oblio」(時代、時間、変化、忘却)というのものだったので、ノスタルジックな幻想小説を書いてみました。
25枚の小品ですが、イタリアでの評判はなかなか良い、とのことです。嬉しいなっと。
この作品、完全書き下ろしなので日本では読めません。どちらか奇特な出版社が拾ってくださるといいのですが。出張の途中でたまたま立ち寄ったのは以前住んでいたことのある町で、そこにはある苦い思い出があった……というような話で、子供の頃に怪獣が大好きだったひとは郷愁を感じてもらえるかもしれません。
このブログを読んでいる雑誌編集者の方(いるのかなあ?)、25枚の短編を載せてくれる余裕はありませんかあ?
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