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2006.05.22

藤原竜也と市村正親の二人芝居

 名古屋に来たら都合のつく限り観に行こうと思っている大好きな俳優ふたりが共演する芝居です。これを観に行かないでどうする!
 というわけで、観てきましたよ。「ライフ・イン・ザ・ステージ」


 ベテラン俳優と新人俳優が楽屋で、着替え室で、稽古場で、あるいは舞台裏で交わす会話が中心。最初は素直な新人にベテランがあれこれと助言して、それを新人も素直に聞いているんだけど、次第に新人が演技を認められ映画などの仕事も入ってくるようになると、あまりに愚痴っぽいベテランの話が鼻についてくる。一方ベテランも若手の無礼さが気に入らないし、自分自身の俳優としての限界とか体力の衰えとかも見えてきて、ますます愚痴っぽくなっていく。そんなふたりの関係が場面ごとに変化していって、ストーリーらしいものはないのにテンションは下がることがありませんでした。
 狂気を演じさせたら天下無敵なふたりが、あえて抑えた演技で(ときどきデフォルメしたようなオーバーワークを見せはするけど)、観客を引っ張っていきました。
 面白かったあ。

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