また手術

　パフの手術、今回も局部麻酔による摘出だったので20分ほどで無事終わりました。
　終わって家に帰ってきてから、いつものように遊んで寝て食べております。どうでもいいけどさ、切ったばかりなんだからボールを追いかけて走り回らないでくれるかな。怖いから。

　気の小さい僕は例によって手術中、待合室に避難していたのですが、ちょうどそのとき柴犬をi連れたおばあちゃんふたりがやってきました。ひとりは柴の飼い主、もうひとりは柴と飼い主をここまで車で送ってきた友達らしい。柴も老齢で後ろ足が不自由なようでした。食欲もないみたいで牛乳を飲ませたら吐いたとか、友達と飼い主で話をしているのが聞こえてきます。犬に牛乳は飲ませない方が……と言いたかったんですが、余計なことは言うまいと黙っておりました。
　で、僕の隣に座ったおばあちゃんふたりはずっと話をしてたんですが、その会話がなかなかのものでした。

友達「うちも犬おったけど、急に『うぉーん』っておっきい声だして、それっきり死んでまったんだわ。あんたは死んだらかんよ。死んだらかんよ（と柴の頭を撫でる）」
飼い主「で、その子どうしたの？」
友達「段ボール箱に入れたわ。息子がスーパーで貰ってきてくれて」
飼い主「じゃ、わしもどっか行って貰ってこなかんな。みかん箱でええかな？」
友達「この子にはみかん箱じゃ小さいわ。もっとおっきい箱もらってこんと。今度貰ってきたろか」
飼い主「頼むわ」
友達「死んだらかんよ。死んだらかんよ（と柴の頭を撫で続ける）」

　なんと言うか、生死を超越しちゃったような悟りさえ感じる会話でありましたよ。

パフ四度目の抗癌剤投与

　今日、最後の抗癌剤投与を受けて帰ってきました。
　血小板とLDH（乳酸脱水素酵素　正常細胞が損傷を受けてると高くなります）の値が気になるものの、今のところは元気です。家に戻ってきてすぐにオシッコしてウンチして水を飲んでササミを完食しました。
　ただ投与の期間中にもまた新しい腫瘍ができてしまったので、それを来週あたりに切除しなきゃいけません。パフにとってはまだ試練は終わっていませんが、でもこれで終わりになってほしいなあ。

パフもお勧め！『甘栗と金貨とエルム』

　9月末に角川書店から発売される予定の新刊『甘栗と金貨とエルム』の見本が届きました。
　四六版ソフトカバーで1300円。装画はミギーさんにお願いしました。とても清々しくて、気持ちいい本に仕上がってくれましたよ。

　僕のホームページの「立ち読みギャラリー」で冒頭の一章を公開しました。読んでみてください。

星新一さんの墓参り

　毎年この時期に行われている星新一さんのお墓参りのため上京しました。
　墓参の後はＳＦ作家クラブ総会。その後は懇親会。７時半には終わったので、日帰りで帰ってきました。

パフ三回目の抗癌剤投与

「CIMG0349.AVI」をダウンロード

　昨日入院して抗癌剤投与をしてもらい、今朝、引き取ってきました。
　血液検査の結果、今までになく肝機能と白血球の低下が見られるとのこと。さすがに３回目ともなれば、体へのダメージも蓄積されているってことでしょうか。
　そのせいか、僕らの顔を見てもいつものようにゲージの中で飛び跳ねることもなく、ちょっと元気がなさそうで心配になりました。でも帰ってくるなり食事を要求して出されたものをすべて平らげ、オシッコとウンチをしてガブガブと水を飲み、食後のボール遊びまで要求しました。なんだ、変わってないじゃん。
　でも楽観はできないので、明日また検査に連れていきます。

　今回新しく買ったデジカメでパフの動画を撮ってみました。病院から帰ってきたばかりのパフです。上の「「CIMG0349.AVI」をダウンロード」というところをクリックすると見ることができます。
　うちのパソコンではWindows Media Player でうまく再生できましたが、どんなものでしょうね。