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2006.09.30

また手術

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 パフの手術、今回も局部麻酔による摘出だったので20分ほどで無事終わりました。
 終わって家に帰ってきてから、いつものように遊んで寝て食べております。どうでもいいけどさ、切ったばかりなんだからボールを追いかけて走り回らないでくれるかな。怖いから。

 気の小さい僕は例によって手術中、待合室に避難していたのですが、ちょうどそのとき柴犬をi連れたおばあちゃんふたりがやってきました。ひとりは柴の飼い主、もうひとりは柴と飼い主をここまで車で送ってきた友達らしい。柴も老齢で後ろ足が不自由なようでした。食欲もないみたいで牛乳を飲ませたら吐いたとか、友達と飼い主で話をしているのが聞こえてきます。犬に牛乳は飲ませない方が……と言いたかったんですが、余計なことは言うまいと黙っておりました。
 で、僕の隣に座ったおばあちゃんふたりはずっと話をしてたんですが、その会話がなかなかのものでした。

友達「うちも犬おったけど、急に『うぉーん』っておっきい声だして、それっきり死んでまったんだわ。あんたは死んだらかんよ。死んだらかんよ(と柴の頭を撫でる)」
飼い主「で、その子どうしたの?」
友達「段ボール箱に入れたわ。息子がスーパーで貰ってきてくれて」
飼い主「じゃ、わしもどっか行って貰ってこなかんな。みかん箱でええかな?」
友達「この子にはみかん箱じゃ小さいわ。もっとおっきい箱もらってこんと。今度貰ってきたろか」
飼い主「頼むわ」
友達「死んだらかんよ。死んだらかんよ(と柴の頭を撫で続ける)」

 なんと言うか、生死を超越しちゃったような悟りさえ感じる会話でありましたよ。

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