大晦日
今年も今日限りとなりました。
ありきたりな感想ですが、時の流れが早いですね。
今年は新刊3冊に文庫が1冊と、あまり振るわない一年でした。もっと書かなければと思いつつも、今ひとつ波に乗れない感じです。「本格ミステリ・ベスト10」や「活字倶楽部」のアンケートに書いたとおり、今は狩野俊介シリーズ新作の書き下ろしに手を付けているのですが、途中で雑誌の仕事が入ったりして、ほとんど進みませんでしたし。
来年は、なんとかしたいです(と、去年も思ったような気がしますが)。
すみません、一年の総括だというのに気合いが入らなくて。
仕事以外のこととなると、やはりパフの病気のことが一番でしょうか。
じつは今月27日にも手術をしました。気になる痼ができていたので切除したんですが、怖いものではありませんでした。抗癌剤の効果もあってか悪性のものはできていませんが、これからもちょくちょく手術をすることにはなるかもしれません。パフ自身がとても元気なので、僕らもそれほど心配はしてませんけど。
恩人である宇山日出臣さんが亡くなられたのも、印象深い、いや、いまだに喪失感の消えない出来事でした。宇山さんが編集者にならなかったら、日本のミステリはずいぶんと違ったものになっていたでしょう。もちろん、僕は小説家にはなれなかったと思います。
この先、僕は宇山さんが喜んでくれるような小説を書いていきたい。切実にそう思っています。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
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