ワールドコン
横浜で開催された第65回世界SF大会、通称ワールドコンに参加してきました。
まず31日は日本SF作家クラブ主催によるレセプション・パーティ。世界中からやってきたSF作家さんたちを歓迎するパーティです。このイベントのために僕、スーツ一式持ってきましたよ。
ここでの収穫は、なんといっても生でシルヴァーバーグを見られたことだな。うわ、動いてる! 喋ってる! なんて感動しておりました。
萩尾望都さんにもまたお会いできて、しかも素敵なプレゼントまでいただいてしまいました。作家やっててよかった、本当によかった。
翌1日は一般参加者としていろいろな企画を見て回りました。今回は日本SF大会も兼ねているので日本語で行われる企画も多くて助かりました(もちろん、英語ばかりの企画もあるですが)。
こういう機会だから、自分の興味のあのジャンルだけでなく、自分が疎いと思うジャンルのパネルディスカッションなども聴いてみようと思ったのです。で、顔を出してみたのが「SFの中のゴシックカルチャー」「星新一とは何者だったのか」「おたくスタディーズ」「『バルハラ異界』と『ポーの一族』のはざま」……どれもエキサイティングな話が満載でした。気がつくと足許に眼から落ちたウロコが山になってましたよ。
翌2日は「ハードSFの楽しみ」「幻想と怪奇」「田中芳樹の全仕事」「日欧翻訳事情」 といった企画を拝聴。しかし今日は純粋な参加者というわけではない。「日欧翻訳事情」ではパネラーのひとりだったのです。といっても僕が話せることなんて全然なし。司会の浅暮三文さんをはじめ、山田正紀さん、ひかわ玲子さん、篠田真由美さん、そしてイタリアからきたマッシモ・スマレさんの話にときどき茶々を入れる程度のことしかできませんでしたよ。
企画が終わった後は浅暮さんスマレさんと居酒屋で乾杯。ここでやっと、じっくり話をすることができました。スマレさんは僕の作品をイタリア語に翻訳してくれているのでメールどでは何度もやりとりをしてたんですけど、会ったのはこのワールドコンが初めて。とても気さくなひとで、楽しくお話ができました。
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