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2008.04.25

タイ語版狩野俊介コミックス第二弾

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『硝子の鼠』『白亜館事件』のタイ語版見本が届きました。
 例によって、中身はまるで読めませんが、こうして異国で自分の作品が読まれていると思うと、なんだか楽しくなってきます。

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2008.04.09

クローバーフィールド

 ミッドランドスクエアの映画館で「クローバーフィールド」を観てきました。
 いろいろ憶測交じりの情報が飛び交っていた映画ですが、僕は耳も目も塞いでいたので、ほぽまっさらの状態で観ることができました。
 結論―これ、傑作です。
 突然「何か」に襲われたマンハッタン。その一夜を録画したハンディカメラの映像だけで進んでいくんですが、これが痛いくらいにリアル。怪獣に襲われる恐怖とか絶望とかが、我が事のように感じられます。これは発想の勝利だね。ああいう撮り方を考えついた時点で成功は約束された、という感じ。
「何か」の造型は日本怪獣もののファンとしては「……」なんですが、ああいう映画には逆に適しているかも。あ、でも、エンドクレジットで流れるモロに伊福部リスペクトな音楽は気持ちいいですよ。

 観終わった後、僕の隣で観ていた女子高生二人組が唖然とした様子で「これで終わり?」とか言ってたのに、ちょっと笑ってしまったけど。ああいう終わりかたしかできん映画でしょうに。

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2008.04.06

イッセー尾形

 イッセー尾形の一人芝居「イッセー尾形のとまらない生活2008 in 名古屋」を観てきました。
 毎度のことながら、面白いよなあ。ちょっとおかしなひとたちの人生の断面を軽妙に演じてみせるところが、ショートショートにも繋がる感じで。
 辞めるつもりだったのに同僚が先に辞めたせいで辞めるに辞められなくなったウエイトレス、アートについて蘊蓄を語りたいんだけど同僚が美大卒なんでイマイチ自信が持てない野外彫刻美術館の警備員、地下鉄内での暴力事件撲滅のため満員電車の中で「指導」を続ける変な老人、とまあ、どこから発想したんだろうと感心するような切り口です。
 最後に往年の名作「アトムおじさん」をやってくれたのも嬉しかった。ストリップ小屋の踊りの合間に鉄腕アトムの格好をして出てきてウクレレ漫談をする老芸人、というネタです。

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