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2008.05.18

40BUCKSのライブin勤労会館

 名古屋では名の知れたビートルズのカバーバンド40BUCKSのライブを観るため、嫁さんと勤労会館へ。
 1500席くらいの会場が、ほぼ埋まってました。年齢層は高かったですけどね。
 今回はデビュー曲「Love Me Do」から年代順に代表曲を演奏するという、珍しいくらいオーソドックスな構成でした。合間にその時代の出来事や流行について語るリーダー楠田晴正さんの名古屋弁トークも楽しい。
 最後は「Let It Be」で締めて、アンコールで「Golden Slumbers」「Carry That Weight」「The End」という「Abbey Road」の末尾を飾るメドレーを演奏するという、マニアなら感涙ものの流れが素晴らしかったです(発売順では「Let It Be」がラストアルバムなんだけど、録音した順番からすれば「Abbey Road」のほうが真のラストアルバムなんだよね)。
 ビートルズは1966年でライブ活動を停止してしまったので、それ以後の楽曲はビートルズ自身も一部の例外を除いて生演奏をやっていない。だから後期のビートルズ作品を演奏するということは、もはやコピーとかカバーとかいうレベルではなく、ひとつの創作になるのではないかと思うのです。40BUCKSはそれを見事にやってのけてくれました。「A Day In the Life」のサイケデリックなオーケストレーションも再現できちゃうんだもの。
 アンコールのラストは「Twist and Shout」。40BUCKSの代表曲だと個人的に思ってるナンバーでした。僕も思いっきり歌っちゃいましたよ。
 いやもう、いいライブでした。

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2008.05.14

本格ミステリ大賞決定

速報/第8回「本格ミステリ大賞」決定!

〔小説部門〕
『女王国の城』有栖川有栖(東京創元社)
〔評論・研究部門〕
『探偵小説の論理学』小森健太朗(南雲堂)

 やった、有栖川さん受賞おめでとう!

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2008.05.07

少林少女

「少林少女」を観てきました。
 特に柴咲コウのファンというわけでもなく(嫌いではないが)「少林サッカー」も「カンフーハッスル」も劇場では観ていない僕がこの映画を見に行ったのは、ただアクションヒロインものが好きだから。
 その意味では、楽しい作品でした。柴咲コウのアクションは及第、いや、かなり見事。あのメヂカラと構えだけで感服しました。 いい動きしてる。
 が、映画としてはなあ。
 前半、ヒロインが少林寺から帰国してからラクロスをやるまでと、塔を一階ずつ上がりながら敵を倒していくという「死亡遊戯」そのまんまなシチュエーションが見事なまでに乖離してる。それをストーリー的に繋げようという努力が全然見られないのはどういうわけだ?
 登場人物それぞれもキャラクターがしっかり確立してないから、何がしたいのかわからない。悪役である理事長の目的は何? 少林寺を捨てた先生はなぜいきなりラクロスのコーチを始めた? チームワークがわかってないとヒロインを見放したラクロスのメンバーたちとは、どうして和解できた? 何もかも、わからないまま流されてますよ。

 これまでいろいろとアクションヒロインもの映画を観てきたけど(「イーオン・フラックス」とか「ウルトラ・バイオレット」とか)、アクションシーン以外で感心できる作品には出会ったことがないなあ。なぜなんだろう? ていうか、どうして不満たらたらなのに、また観に行ってしまうんだろ?

 iTunesで「少林少女」のサントラ盤が出てたので、オープニングテーマを購入してしまった。それを聴きながらアクションシーンを何度も反芻したりして……やっぱり好きなんじゃないのか、僕。

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