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2008.11.04

ミステリーランド25冊記念の会

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 講談社のミステリーランドがめでたくも25冊刊行になるというので、その記念の会というのに出席してきました。
 会場のテーブルにこれまで刊行されたミステリーランドの著作が、このシリーズの発案者である故宇山日出臣さんの写真と一緒に飾られていました。宇山さん、なんか得意気だよあ。
 出席したのは既刊行の作家だけでなくこれから書く予定の作家さん、それとイラストレーターさんやデザイナーの方まで、なかなか賑やかな集まりになりました。宇山さんの奥様とは鮎川賞でもお会いしましたが、やはり素敵な方です。そして「うつのみや子ども賞」の関係者の方々とは久しぶりの再会。また拙作『黄金蝶ひとり』のイラストを担当してくれた網中いづるさん、加納朋子さんの『ぐるぐる猿と歌う鳥』のイラストを担当されていて僕の『落下する花』のカバーを描いてくださった謡口早苗さんとは初対面。
 パーティの最中、出席している作家全員がスピーチをさせられると知って大慌て。何も考えてないじゃん。ま、他の方も同じ条件なんですけど。
 皆さん、宇山さんとの思い出を話されていました。そうか、竹本さんや麻耶さんは宇山さんから「子供たちにトラウマを植えつけるようなものを書いてください」という言葉をまともに受け止めて、ああいう作品を書いたのか。
 いよいよ僕の番になって、でも喋ることは何もまとまっておらず、とりあえず宇山さんとの出会いとかミステリーランドに誘われたときの話とかを適当に。でも最後に話を締めたくなって「ここには二種類の作家さんがいます。まだ書いてないひとと、もう書いてしまったひとです。まだ書いてないひと、頑張ってください」なんて言ったら、その後でスピーチをされた大先輩の作家さんが「まだ書いてない○○です」といきなり挨拶をされて、ただもう汗顔の至り。
 二次会では竹本健治さんと田中芳樹さんの間に挟まれて幻影城時代の貴重な話を聞いたり、元担当だった講談社の編集さんと当時のあれやこれやを思い出したり、とにかく楽しゅうございました。

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