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2009.10.11

会議とパーティと観劇と

 9日は昼に名古屋を出て新橋のホテルにチェックイン後、光文社内会議室で本格ミステリ作家クラブ執行会議。次回本格ミステリ大賞のこととか本格ミステリ作家クラブ十周年企画について話し合い。これからいろいろ忙しくなりそうです。
 会議後辻真先会長に『夜叉沼事件』解説のお礼。辻さんが『月光亭事件』が初めて刊行された頃から読んでくださっていたことを知り驚きました。

 地下鉄で飯田橋へ移動し鮎川哲也賞授賞パーティへ。今年の受賞者相沢沙呼さんは妙に場馴れしているような雰囲気を感じたんですが。受賞の挨拶でいきなりマジックを始めてびっくり。なるほどアマチュアのマジシャンだったんだ。どうりで舞台慣れしてるわけだな。受賞作『午前零時のサンドリヨン』もマジックネタが使われているようなので、ちょっと楽しみ。
 歓談では有栖川有栖さんと『プリズン・トリック』話。我孫子武丸さん水原秀策さんと三谷幸喜の映画について。
 あと、何人かのひとに「太田さんの小説を子供の頃から読んでました」と言われましたよ。僕もそんな歳になったんだなあ。そのうちふたりが編集者だったので、そのうち仕事をもらえるかも。やっぱり子供相手に仕事をしておくべきだな。後々それが自分に返ってくる。

 パーティの後、二階堂黎人さんが呼びかけた二次会に顔を出しました。三津田信三さんとジョン・ソールの話とかZ級ホラー映画の話で盛り上がる。まさか「アタック・オブ・ザ・キラートマト」の話をできる人がいるとは思わなかった。
「次はスプラッターの話をしましょう」と言われたのだけど、それはお断りしました。僕、スプラッターはまるで駄目なんです。手術シーンが怖くて「ER」が観られない人間なんです。

 二次会の後は野間美由紀さんとタクシーに乗り、途中新橋で降ろしてもらいました。

 翌日は日比谷のシアタークリエへ向かいました。後藤ひろひと作・演出の舞台「ガス人間第1号」を観るためです。
 タイトルでわかるとおり、東宝特撮映画の傑作を舞台化したものです。映画では日本舞踊の世界を扱っていましたが、舞台では音楽。ヒロインの藤千代はJOWKIというバンドのボーカルをしていた藤田千代に代わり、でもガス人間と彼女との壮絶なラブストーリーは原作のままでした。千代役の中村中がとにかくすごい。演技力ではなくその存在が得も言われない迫力となって迫ってきました。クライマックスで歌う姿は神々しいほどでしたよ。だからこそ、ラストの悲劇が眩いばかりに生きてくる。いやもう、素晴らしい舞台でした。
 観終わった後、どこに寄り道するのでもなくお土産を買うこともなくで名古屋へ帰還。一度家に戻ってパフモモのご機嫌をとってから風来坊に行って手羽先唐揚げで乾杯。やっぱり良い芝居を観た後はこれでないと。

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