星新一展&本格ミステリ大賞授賞式
6月18日から20日まで二泊三日で上京しておりました。
まず18日は世田谷文学館の星新一展でのイベントで、井上雅彦さん斎藤肇さんという星新一ショートショートコンテスト出身作家の中に混じってトークショーをやってきました。
会場にはショートショート仲間やお友達、お世話になった編集さんの奥様もいらしてくださいました。
トークショーのほうは途中から矢崎存美さんも加わって四人で話をする形に。
ただ完全にノープランで臨んだので、司会の井上さんから振られた話にただ答えているだけ、昔話しかできなかったのが、ちょっと残念。もう少しショートショートについて実のある話をするべきだったかなあ。
イベントの後はショートショート仲間と遅い夕食。居酒屋に入ったんだけどビールを頼んだのが僕ともうひとりだけで、後はノンアルコール。そういえば、この集まりで酒を飲んだ記憶がないなあ。みんな飲まないひとたちばかりだから。
でも話は楽しかったです。同じ時間を共有した仲間というのは、特別な存在ですね。
そうそう、肝心の星新一展はかなり濃い内容でした。一時間くらいじゃ完全に観終わることもできなかった。機会があったらぜひとも行ってみてください。
昼前にホテルを出て前から気になっていた東京とんこつラーメンの店に入ってみました。お勧めの角煮とんこつというのを食べてみたけど、たしかに美味い、美味いがくどい。背脂がこれでもかと入ってる。スープを半分以上残したけど、案の定、胃がもたれましたよ。もうああいうものが食べられない年頃なのだな。
午後からは本格ミステリ作家クラブの執行会議、総会と続いて次は本格ミステリ大賞授賞式。
今年は小説部門が歌野晶午さんの『密室殺人ゲーム2.0』と三津田信三さんの『水魑の如き沈むもの』、評論部門が谷口基さんの『戦前戦後異端文学論』、さらに設立10周年を記念した「この10年間の海外本格ベスト」をジャック・カーリイの『デスコレクターズ』が受賞し、担当編集さんと翻訳の三角和代さんが出席されました。
会は盛況。いや、ちょっと盛況すぎるというか、たぶん会場がもう手狭になってきてると思う。そろそろこれも考えたほうがいいのではないかなあ。
二次会はフットボールバーみたいな店。おりしもオランダ対日本戦の日。すっかり会の趣旨が違ってしまったような。
僕は国樹由香さんや綾辻行人さんと同席して、いろいろと内輪話をしてたんですが、その間にオランダのゴール。思わす叫んでしまいましたよ。熱烈なサッカーファンってわけでもないのにね。
後半途中でお開きの時間が来てしまい店を追い出されたのですが、みんな店の前でケータイのワンセグで観戦継続。0-1で終わったときには一斉に溜息でありました。
三次会は近くの近くのカフェ・ベローチェにて。禁煙の店なので煙草を吸いたい組はロイヤルホストに移動しました。僕が同席したのは我孫子武丸さん、芦辺拓さん、柴田よしきさん、汀こるものさん、千澤のり子さんの集団。アルコールが入った勢いで新人さんに偉そうなことを行ってしまったような気がします。
翌朝頭痛がひどかったのは、その罰が当たったのかな。東京駅でノーシンを買って飲み下し、新幹線に乗って帰ってきました。
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