ショートショートの「炊き出し」始めます
大震災発声以来、多くのひとたちと同じように僕も考え続けてきました。
今、自分に何ができるのか。
募金のように誰にでもできることはあるとしても、今このときに自分ができることは何なのか。
考えた末に出た結論は「はやり、書くことしかない」でした。
僕は小説を書く人間として、できることをしようと思いました。
僕の書いたもので誰かが救われるかどうかわかりません。勇気を与えたり、力をあげたりすることなんか、たぶんできないでしょう。
それでも、僕の書いたものを読んで一瞬でも楽しんでもらえたなら、ひとときでも辛いことを忘れることができるなら、やる価値はあると思いました。
この震災で被害に遭っているひとたち、震災の影響と戦っているひとたち、震災のニュースを観るたび聴くたびに心を痛めているひとたち、そんなひとたちに向けて、オリジナルの短い小説――ショートショートを書きました。
言ってみれば「炊き出し」みたいなものです。
今日から毎日一篇ずつ、このブログで発表します。
タイトルは『友達のこと』
お口に合うかどうかわかりませんが、よかったら読んでみてください。
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