モモが他界しました
ブログではまだ報告していませんでしたが、2月20日にモモが亡くなりました。
間質性肺炎でした。
前の週に具合を悪くして、後はあれよあれよという間でした。
13歳と2カ月10日の命でした。
以下、Twitterで書いたものをまとめておきます。
モモはペットショップで売れ残っていた子だったそうです。「だそうです」というのは僕が買ったからではないので。ある人が衝動買いして、それから幾人の手に渡った後、我が家にきました。ミニチュアダックスなのに足が長いんですよね。血統書はあると言われてましたが、見たことはありません。
そんな来歴のせいか、人見知りが激しくて人間とのコミュニケートが下手な子でした。先に家にいたパフが容姿、性格ともに愛玩犬として理想的な子だったのとは対照的でした。でも、その不器用さが他人事には思えなくて、とても愛おしかったです。
どれくらい不器用かというと、おもちゃを与えても遊び方がわからなくて戸惑うくらい。知らない人には吠え続けました。飼い主である僕らにもどこかぎくしゃくした思いを抱かせるところがありました。小さい頃に親から引き離されて社会的なコミュニケートを取る機会がなかったのだと思います。
それでも僕には結構なついていて、特に生理の季節になると僕にベッタリ。「お父さんのお嫁さんになる!」状態でした。8歳のときに子宮蓄膿症になって子宮と卵巣を切除してからは、そんなこともなくなりましたが。
その手術のときに卵巣に腫瘍があるのが見つかりました。以後、抗癌剤治療を二回も受けることになりました。かなり辛いことだったと思いますが、獣医さんの努力とモモの体力で乗り切ってくれました。
二年前にパフが亡くなったとき、モモはパフの遺体に寄り添ってクンクンと鳴き続けてました。年上のパフに怒られてばかりで頭が上がらなかったのに、それなりに慕っていたんだなと思うと泣けてきました。
モモは上体ががっしりしているわりに下半身が貧弱だったので、腰に負担がかからないかと心配していました。でも歳を取ってダメージを受けたのは膝のほうでした。「ダックスで膝を痛めるなんて珍しい」と獣医さんに言われました。やっぱり普通のダックスではなかったのでしょう。
ここしばらくは膝の痛み止めを飲ませながら養生させていました。10歳を過ぎた頃から散歩もしたがらなくなったので、本人としては寝てるだけの生活でもよかったのかもしれません。でも、ずっと動かないせいのが当たり前だと思っていたので、肺炎で体が辛くなっていたのに気づくのが遅れました。
間質性肺炎と聞かされ、ネットで検索して重篤な病だと知りました。肺から酸素が取り込めなくて、息が荒く浅くなっていきました。でも、それでもまた元気になってくれるものだと根拠もなく思っていました。いつかその日が来ることはわかっていたけど、それがすぐに来るとは思っていなかった。
今は、体の一部が削げ落ちてしまったような気持ちです。24時間前にはまだ目の前にいたモモがもういない。これを事実として受け止めかねています。
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